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保育士不足の原因は?転職したくなるって本当?

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保育士が不足している原因

多くの問題を抱えている保育業界ですが、その中でも深刻なのが「保育士の不足」です。

多くの保育現場で人材が不足していて、十分な保育ができない、1人あたりの仕事量が増えるなどの問題が発生しています。

ここではそんな保育業界の抱える問題に注目して保育士が不足している現状や理由、改善に向けた考え方などをご紹介します。

保育士が不足している現状

決して人気のない職業ではない保育士ですが、なぜ人手が足りないという問題が発生しているのでしょうか。

まずは厚生労働省のデータなどから保育士が不足している現状や原因についてお話します。

保育施設に就職する人が少ない

保育士を養成する学校を卒業した人でも保育施設に就職する人は半数程度です。

なぜこのようなことになってしまうかというと、前項とも重複しますが職場体験や研修で保育現場の大変さを痛感してしまうからです。

実際に働いてみてより想いが強くなる人もいますが、ほとんどの人は労働の過酷さから気持ちが離れてしまうようです。

半数が5年以内に辞める

保育士は離職率・転職率が高い職業です。勤続年数を見てみるとおよそ半数が就業後5年以内に離職しています。

保育現場の労働環境の悪さがこのような早期離職の多さにつながっています。

また、保育士は女性が多い職種であるため、出産や子育てのため離職してしまう人も多いです。よって10年以内に離職する人が約8割を占めています。

非正規雇用が多い

保育士は半数程度が非正規雇用です。非正規雇用とはパートやアルバイトのように正社員ではない雇用のことです。

給料の面から考えると非正規雇用は正規雇用に劣るのですが、働きやすさの点から非正規雇用を選ぶ人が増えています。

それだけ正規雇用の場合は過酷な労働を強いられているということですね。

2017.07.21
多くの問題を抱えている保育業界ですが、その中でも深刻なのが「保育士の不足」です。多くの保育現場で人材が不足していて、十分な保育ができない、1人あたりの仕事量が増えるなどの問題が発生しています。ここではそんな保育業界の抱える問題に注目して保育...

保育士が不足している原因とは

保育士が不足している理由は業務の過酷さや負担の大きさから長く働きたいと思えないことが大きいです。

そんな保育の現場の過酷さについてお話します。

実際の業務とのギャップが大きい

保育士を目指す人のほとんどは子どもと遊んだり話したりできる楽しい仕事というイメージを持っています。

しかし、実際の業務はそんなに甘いものではなく、肉体的にも精神的にも負担が大きい仕事です。

仕事を選ぶ理由や辞める理由として「イメージとのずれ」があげられることが多いため、人材の不足につながってしまいます。

体力を消費する肉体労働

保育現場は想像している以上に肉体労働です。子どもの世話というのは非常に体力を消費します。

基本的に子どもを預かっている間は子どもたちを見ていなければならず、長時間の休憩が取れません。

働いてみると分かるのですが、保育というのは肉体労働なのです。

残業が多い

保育士は1日を通してやらなければならないことが多く、どうしても残業が発生してしまいます。

ある程度の残業ならば仕方ないとは思うのですが、問題なのはその残業が当たり前になってしまっていることです。さらに残業手当が出ないためいわゆるサービス残業になってしまいます。

また、イベントや行事が近づくと準備に追われさらに残業が増えます。残った仕事を持ち帰ることも珍しくないようです。

責任が重い

他人の子どもを預かって保育をするという仕事は非常に責任が重い仕事です。なにかあったら取り返しがつきません。

その責任の重さがストレスに感じてしまう人も少なくないようです。

なにか問題を起こしてしまうと保護者からクレームが来ることもありますし、業務のミスが職場内で終わらないというのが辛い仕事です。

保育士不足を改善するためには転職?

保育士の不足を改善するには保育士に働きやすい環境を提供する事が必要です。

そのための方法についてご紹介します。

厚生労働省の取り組み

厚生労働省では保育士の不足問題を解決するために待遇を改善する取り組みを行っています。

保育士は業務の過酷さの割に給料が低いのですが、その給料を上げることで就職者を増やそうとしています。

具体的には給料を平均5%アップしたようですが、1ヶ月に1万円弱程度のアップなのでそこまで改善につながるとはいえません。

しかし、今後も厚生労働省が様々な取り組みを行うことは間違いないでしょう。

保育業界で転職を

残業が多い、給料が少ないなど仕事に対する不満を感じて保育業界に見切りをつけてしまうのはよくありません。自分に保育が向いていないと感じたとしても1度は別な保育施設に転職してみましょう。

前段落で紹介した現場の過酷さはあくまで一例ですべての保育施設において当てはまるわけではありません。働きやすい職場を提供できる施設は多く存在します。

そんな施設を見つけるためには転職サイトや転職エージェントを利用しましょう。自分にピッタリの職場を紹介してくれますよ。

保育士はやりがいのある仕事

保育士の仕事はもちろん大変ですが、それ以上にやりがいを感じられる仕事です。

ここまで子どもの成長を間近で感じられる仕事は他にないと思います。

最近は労働環境や待遇も改善されつつありますし、転職サイトを利用すれば自分に合った職場に転職もできます。

迷っているのであればぜひ保育業界で働いてみませんか。

保育士になるなら転職サイトを使おう!

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