【保護者向け】子どもは保育園で勉強をするの?
2018.08.02
子どもが成長していく中で、親として子どもを「幼稚園に行かせるか、保育園に行かせるか」という悩みが浮かび上がってくると思います。
そこで「保育園で勉強はさせてもらえるのか?」という疑問などが特に多いと思います。
子どもの教育方針を決めるにあたって重要な疑問を解決するべく、今回は保育園における勉強の有無やその内容、幼稚園との違いにクローズアップをして、まとめてみました。
【年齢別】保育園でする勉強はどんなもの?
ここでは保育園にも勉強はあるのか、そしてどのような勉強なのかについて述べたいと思います。
今日、女性の社会進出が進むなかで、保育園は彼女らの強い味方となっています。というのも保育園は幼稚園に比べて保育時間が長いからです。
登園や降園時間は決められているものの、早朝や延長保育も可能です。そこでこのような特徴をもつ保育園ではその特徴を活かした教育プログラム が採用されています。
3歳の子どもたちに
個人差はありますが、この歳の子どもは言葉数が増え知能の発達が期待できる年齢です。
そこで指先を使うことでの脳の成長を育ませるため、お絵かきや工作、手遊びなどを取り入れています。加えて知的好奇心を満たし、身体の成長を促すためにため、散歩や鬼ごっこ、かくれんぼなどの時間も確保されています。
4歳の子どもたちに
この歳の子どもたちは、手先が器用な動きもできるようになってきます。
ボタンの開け締めやヒモを結ぶという行為がその例です。自分で出来ることを増やしていきます。
また遊びにもおいても、多少にルールを複雑にするなどをし、ごっこ遊びなどを通して協調性を身につけさせていきます。
5歳の子どもたちに
この歳になると、自分の意思を伝え、周りのことを考えるということができるようになり、心身のバランスがととのっていきます。
年長になることで、自分より小さい子どもの面倒を見るなどをして、相手の立場を考えて行動することを学んでいきます。
以上が保育園で学ぶことの簡易的なまとめです。主に基本的な生活習慣における教育や指導を行っており、これらを通して集団行動の必要性などを学んでいきます。
しかし、成長は子どもそれぞれによって異なります。なので以上で述べたものは一例として考えて頂けると幸いです。
幼稚園の勉強と保育園の勉強の違いとは?
ここでは幼稚園と保育園の勉強の違いを話していきたいと思います。
そもそも、保育園と幼稚園のち外は、保育園が厚労省、幼稚園が文部省の管轄です。
したがって、保育園は福利厚生を目的に運営されていて、 幼稚園は教育を主軸において運営されています。
子どもを預かり基本的な生活習慣における教育や指導をするのが保育園であり、個性を伸ばして教育を施していくのが幼稚園です。
両者、似て非なるものとなっています。
ここで多くの親御さんは「幼稚園と保育園では学力の差が出ちゃうのでは?」と考えてしまうと思います。
近年では幼稚園、保育園とものダイバーシティに富んでいます。例えば、学習塾が運営する保育園やネイティブ講師を呼んで英語教育を施す保育園もあります。
他方で、個性を伸ばすことを軸に起きながら、学習カリキュラムに英語を導入させるなど語学学習をしっかり行う幼稚園もあります。
しかし、ここで課題であるのはそのような園に入れたとて、子どもが思い通りに学習するとは限りません。
必要なのは親の働きかけです。 その子を最も知るのは親であり、その子の成長を最も助長できるのは親です。
以上のことから幼稚園、保育園、どちらに通わせても学力の差は生まれません。その差を生むのは親の働きかけです。
将来へ与える影響に違いはあるの?
上記でも話したように、保育園では生活習慣の成長を促すことができます。したがって人間として「当たり前」と言われる部分を子どもに早期に学ばせることができます。
例えば、お友達と一緒にいる時間が増え、親から離れている時間が多くなりがちです。そういった中で子どもは早く自立できるようになります。
また、保育園では給食が多いので好き嫌いを減らすこともできるかもしれません。
他には小学校入学のための準備として集団行動に慣れること、年齢の異なるお友達と接する機会をつくることなどがあります。
以上の他に保育園の将来に与えるメリットを数えれば、枚挙に暇はないです。近い将来の小学校への準備としてが最も大きな将来への与える影響だと考えられます。
しかしそれと伏せて重要なことがあります。保育園に任せることは子どもの成長を促進するとともに、その一方で忘れないでいてほしいことは親の必要性です。
重要な物は親の力!
保育園ではどのような勉強がされているのか、そして幼稚園とではどのような違いなのか、保育園の子どもに与える将来の影響について話していきました。
小学生に上がる前の子どもが最も成長する時期です。慎重に正しい保育園、幼稚園選びをし可愛い子には旅をさせてください。そして、子どもがストレスを抱え込まないように親御さんが働きかけることが重要であり、それを決して忘れないようにしましょう。