保育士転職の自己PRを魅力的にするコツ
2017.08.08
履歴書の項目や面接の質問で多くの保育士が悩むのが自己PRです。自分の良さを人に伝えるということは非常に難しいですよね。
自分はどのようなスキルをもっているのか、どのように貢献できるのかをうまく伝えることで転職を成功に導けます。
ここでは保育士の転職における自己PRを魅力的にするコツをご紹介します。
保育士転職の自己PR作成のコツ
どのような内容をアピールするかも大事ですが、自己PRをどのように作成するかはもっと大事です。
保育士の転職における自己PR作成のコツについてご紹介します。
自分を採用するメリットを伝える
保育士の自己PRの良くない例としてありがちなのが「私はこの資格を持っています」「私はこのような経験があります」のようにただ自分の持つスキルや経験をアピールすることです。
もちろんスキルや経験があることは採用する側からしても魅力的に感じるのですが、本当にアピールしなければいけないのはその先です。
そのスキルや経験をどう活かすことができるのか、現場でどのように活躍できるのかなど自分を採用するメリットをアピールすると保育士としての魅力がより伝わりやすくなります。
採用する側の立場に立って文章を作成すると考えやすいですよ。
アピールする内容は1つに絞る
とにかく多くのことをアピールしたほうが良い気もしますが、アピールする内容はなるべく1つ、多くても2つまでが良いとされています。
「私はこれができます。他にもこれができます」と様々なことをアピールするというのは質問の答えとしてまとめきれていない印象を与え、内容が薄くなってしまいます。
また、様々なことをアピールしようとすると長文になってしまい良くありません。転職活動ではなるべく簡潔に伝えることが大事なので、冒頭で「私は〇〇することができます」と結果を伝えて具体例を続けるというのが最も簡潔で伝わりやすいです。
矛盾が出ないように
他の質問に答えた内容と矛盾が発生しないように気をつけましょう。矛盾が見つかってしまうと「適当」「いい加減」という印象を与えかねません。
最も気をつけるべきは「転職理由」との矛盾です。前職場への不満などの転職理由と自己PRの内容は矛盾してしまうことが多いので注意してください。
全て正直に答えれば矛盾することは基本的にないので自信があれば考慮する必要はありませんね。
こんな保育士の転職ならば自己PRはこれがおすすめ!
転職する保育士自身がどのような人なのか、どのような理由で転職したいのかによってアピールすべき内容も変わってきます。
どういった保育士にはどんな自己PRがおすすめなのかをご紹介します。
未経験の保育士
他業界からの転職など保育現場未経験の場合に採用する側が思うのは「この人は保育士の仕事を続けられるだろうか」「この人は保育士に向いているのだろうか」という不安です。
この不安を解消するためにアピールするべきこととして「子どもが好き」「仕事への熱意」「体力」などが挙げられます。
子どもが好きでないと仕事に向いていないでしょうし、熱意や体力がなければハードな業務を続けられないでしょう。
保育士に向いている理由、仕事を続けられる力があるということをアピールするのが良いでしょう。
技術的な部分では経験者に絶対かなわないので、それ以外の部分で勝負しましょう。
転職回数が多い保育士
辞めた回数が多いというのは一般的に良いイメージを持ってもらえません。またすぐに辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。
よって、その転職回数の多さをポジティブに捉えて自己PRに変えてしまいましょう。
回数が多いということはそれだけ多くの施設で働いた経験があるということです。多くの施設で働いたことで高い対応力が身についた、など経験から学んだことや身につけたことをアピールしましょう。
もちろん回数が多いという事実は消えませんが、もともと保育士は離職率が高いので転職回数だけで採用を拒否されることは少ないので安心してください。
ブランクがある保育士
女性が多い保育士は結婚や出産で退職する人が多いです。そのため子育てが落ち着いた数年後に再就職するという人も結構います。
通常、ブランクがあるというのはマイナスイメージを持ってしまいがちですが、保育士の場合は数年後に職場復帰する流れが一般的なのでそこまで気にされる事はありません。
しかし、ブランクによる体力面の心配や最新の保育についていけるかなどを気にする施設もあります。
休業中も子育てをしていた、など子どもとずっと関わっていたことをアピールするとブランクはほぼ気にされないでしょう。
魅力的な自己PRを作成しよう!
自分のことをアピールするというのは非常に難しいです。自分の魅力を自分で見つけて相手に伝えなければなりません。
どうしても考えにくい場合は友人など周囲の人に「私の魅力って何だと思いますか」と聞いてみるのも効果的です。恥ずかしいかもしれませんが、客観的な意見は保育士の転職活動においてとても役立ちます。
今回学んだことを意識して「採用したい!」と思わせるような魅力的な自己PRを作りましょう。