ヨコミネ式教育法ってなに?特徴・具体例を紹介!
2018.04.13
近年、保育園で「ヨコミネ式」という教育法が取り入れられていることをご存知ですか?TV番組で取り上げられて以来、話題となりさまざまな保育園で取り入れられています。
「ヨコミネ式ってなに?」と思った保育士さんはぜひこの記事を読んで勉強してください。知っているという保育士さんにも復習になるのでおすすめです。
ここではヨコミネ式について詳しくご紹介しています。
ヨコミネ式教育法とは
ヨコミネ式とは保育園運営の中で生み出された「自ら学ぼうとする力」に注力した有名教育法です。受け身ではなく主体的に学ぶ力を身につけることで本来子供の持っている能力を引き出すという狙いがあります。
名前の由来は生みの親の横峯吉文さんからきています。ちなみに横峯吉文さんは女子プロゴルファーの横峯さくらさんの伯父です。
ヨコミネ式の3つの力
ヨコミネ式では以下の3つの力を育てることが良いとされています。
①心の力
「心の力」とはトラブルや問題にぶつかった時にくじけない心、親を敬う心、友達を思いやる心を指します。
失敗を含む多くの経験を積ませ、自らの力で乗り越えられるような強い精神力を育みます。
②体の力
「体の力」は人生で役に立つ運動能力のベースを指します。
運動神経のベースは6歳までに決まると言われているので、園児のうちから運動をさせて、全身の運動能力を育みます。
③学ぶ力
「学ぶ力」は自らの意思で学習する力を指します。
学力の基礎の「読み・書き・計算」を繰り返し学習して学力を身につけます。
ヨコミネ式の4つのスイッチ
ヨコミネ式では子供をやる気にさせるための「4つのスイッチ」があるのでご紹介します。
①子供は競争したがる
子供たちは少なからず周囲への競争心を持っています。「友達よりもっとうまくなりたい」「1番早くできるようになりたい」といった競争心が子供たち同士を刺激しあい、やる気につながります。
②子供はマネをしたがる
小さい子供はとにかくマネしたがりますよね。家族、友達、保育士さん、TV、本などなんでもマネするマネの天才です。
マネをすることはそれだけ「やってみたい」という興味があるということですし、マネする対象をきちんと観察することにもなります。よってマネは園児にとってやるきにつながるのです。
③子供はちょっとだけむずかしいことをしたがる
子供はいろいろなことに興味を示しますが、難易度によって興味の度合いが変わります。簡単なことにはすぐに飽きてしまいますし、難しすぎることはやりたがりません。
子供のやる気を1番引き出しやすいのは「ちょっとだけ難しいこと」なのです。子供の能力に合わせて「ちょっとだけ難しいこと」を与えるとやる気につながります。
④子供は認められたがる
大人だって褒められたり、認められるとうれしいですよね。子供も同じです。「よくできました」と認めてあげると嬉しくなってやる気につながります。
認めるハードルを少しずつ上げていくことで意欲を高めていくこともできますね。
ヨコミネ式の具体的な教育法
ここからはヨコミネ式に基づいた具体的な教育法をいくつかご紹介します。
まだ取り入れていない保育園ではぜひこのような教育法を行ってみてはいかがですか?
徒競走(かけっこ)
徒競走では足の速さが同じくらいの人同士で一緒に走らせて順位をつけます。順位をつけることで「1位になりたい」「あの子には勝ちたい」というやる気を起こす効果があります。
毎回同じ人が勝ってしまう場合などは、スタートする位置をずらすなどのハンデをつけると足の速さに関係なく、やる気を起こすことができます。
また、徒競走ではないですが、リレーのような勝ち負けがある団体競技はおすすめです。チームとして勝ちたい、負けたくないという気持ちが成長につながります。
読書・読み聞かせ
一緒に絵本を読むときなどは、保育士さんが選んだ本を半強制的に読ませるのではなく、園児に読みたい本を選んでもらうと良いです。自分で選んだほうが興味を持ちやすく、読書への集中力も違います。
また、3歳以上になったら読み聞かせよりも自分で読書をさせるほうが学習効果が高いです。
計算
計算はとにかく繰り返すことに意味があります。普通の計算だけでなく、そろばんや100マス計算など多種多様な計算方法で学習能力を向上させます。
とくにそろばんは子供たちにとっておもちゃを使っているような感覚で楽しみながら計算能力が身につくのでよく用いられています。
ヨコミネ式は保育士も成長させる
ヨコミネ式保育園に子供を預けた保護者からは「子供の成長がはやい」「毎日新しいなにかを覚えて帰ってくる」といった口コミが多いです。やはりヨコミネ式は子供の将来を考えると最適な教育法なのかも知れませんね。
また、ヨコミネ式保育園で働くことは保育士にとって大きなやりがい、スキルアップになります。今後のキャリアに良い影響を及ぼすことは間違いないでしょう。
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