保育士とごっこ遊びの関わり方とは?ごっこ遊びのネタもご紹介!
2018.08.27
保育士の皆さんはごっこ遊びと聞いてピンとくる人は多いのではないでしょうか。
みなさんも幼い頃はごっこ遊びをした覚えがあると思います。男の子であればヒーローになりきったり、女の子であればおままごとや綺麗なお姉さんになりきったり。
ごっこ遊びとは小さい子供が他の誰かや何かの行為を演じたりする遊びのことです。
子どもの遊びの代名詞ともいえるこの遊びは、そばで見ていて子供の成長を感じ、自然と笑顔になれるでしょう。
そこで今回は「ごっこ遊び」について、その意義と保育士の関り方、ごっこ遊びのネタなどを紹介していきたいと思います。
ごっこ遊びから子供達が得られることとは?
まず。ごっこ遊びから子供達が何を得られるのかについて話していきます。
ごっこ遊びは子どもにとって、脳と身体の成長に欠かせない遊びであるといわれています。
というのも、これは大人の行為や周囲の出来事に興味や関心を持ち、それを自分の頭で考え、体で再現をすることで記憶力、想像力、表現力などの成長することができるからです。
子どもはまず自分の近くの存在から多くのことを学びます。人の真似をすることは、他人とのコミュニケーションを育むための大切な方法なんですよ!
また、そこでごっこ遊びによって得られるものは想像力や記憶力、表現力、コミュニケーション能力だけではありません。
お友達とのごっこ遊びを通して、子供は社会において守るべきルールや決まり事を身をもって体現できるのです。
決められたルールに従って遊ばなければ、友達と楽しく円滑に遊べないということを体験することで、規律や規則を守るということの大切さ理解していくことができるのです。
以上のように、ごっこ遊びはこどもにとって多くのことが得られます。
しかし、そこで保育士にとっても正しい関与の仕方があります。
そこで次は保育士のごっこ遊びへの関わり方について話していきたいと思います。
保育士のごっこ遊びへの関わり方とは?
ここではごっこ遊びへの保育士の関与の仕方について話していきたいと思います。
ごっこ遊びは友達同士でイメージや行為を共有して遊ぶものなので、低学年にとってスムーズに遊ぶには難しいかもしれません。
そこで、保育士は子どものごっこ遊びのサポートをしてあげる必要があります。環境や遊びに使う道具を用意してあげたり、多少の言葉かけでもかまいません。
そういった想像力の乏しい子どもにもスムーズに遊んでもらえるようにサポートが必要となります。
また、注意点として保育士は子どものごっこ遊びに対して受け身であることが好ましいです。
子ども達は自由に遊びを展開していき、想像力を養っていくのです。そういった意味で、遊びを先導するような行為は避けるように気を付けましょう。
ごっこ遊びに使えるネタをご紹介!
ここではごっこ遊びに使えるネタを行くいつか紹介していきます。
おままごと
ごっこ遊びの代表例です。幼い女の子は、母親や姉、保育園の先生に憧れを抱くようになります。
そしておままごと、すなわち料理を作ることを通してその憧れの人物に近づこうとするのです。
また、おままごとは最初は一人で完結していきますが、次第に相手の反応が欲しくなっていきます。
保育士の方々はその料理に反応してあげるのもいいかもしれません。
テレビのキャラクター
男の子も女の子もテレビのキャラクターになりきりたいと感じる子は多いと思います。
男の子ならヒーローに憧れ、女の子なら綺麗なお姉さんのようなキャラクターに憧れます。
子供それぞれがキャラクターになりきる中で、「私はこのキャラクターがいい!」や「僕はこのキャラクターがいい!」などが出てきて、喧嘩になってしまうかもしれません。
保育士は常に受け身でいて、子どもが喧嘩をしないように見張っておくようにすることがいいかもしれません。
おもちゃ
つぎにおもちゃを使ったごっこ遊びです。男の子ならロボットや怪獣のおもちゃを両手に持って戦わせたり、女の子なら可愛いお人形の着せ替えや買い物をするなどのごっこ遊びです。
どちらも自分自信に重ね、なりきって遊ぶので保育士の方々はそれにリアクションをしてあげることがいいと思います。
ごっこ遊びから子供は多くを学ぶ!
子どものごっこ遊びの意義や保育士の関わり方、ごっこ遊びのネタといった観点で紹介してきました。ごっこ遊びは子どもが自立していく上でとても大きな役割を果たしています。
保育士はもちろんのこと、忙しい親御さんもまた、子どものごっこ遊びをめんどくさがらず、リアクションをしてあげてください。
ごっこ遊びを通して、子供は生きていく上で必要な多くの能力を無意識のうちに学んでいきます。この大事なプロセスを踏むために、保育士や親御さんのサポートはとても大切になってきます。
そのため、保育士の方々は子どものごっこ遊びを否定せず、子どもたちの想像力を育む手助けをしてくださいね!