メリットがたくさん!プール遊びの魅力と保育士がおさえたいポイントを解説!
2020.03.30
夏になると、保育園や幼稚園ではプール遊びが始まりますよね。
水遊びには、子供にとってもたくさんのメリットがある一方で、予想外のハプニングが起きてしまうことがあります。
この記事では、プール遊びのメリットと保育士さんがその際に注意してほしいことをまとめてみました。
保育士が子どもにプール遊びをさせるメリットは?
プール遊びは、ただ楽しいだけでなくメリットがたくさんあります。
順番に見ていきましょう。
水で五感を刺激
子供の最初の遊びのベースとなるのは、「感覚遊び」です。
目や耳、鼻、口、皮膚の五感を通して自然と接していくことで、物事の認識を高めてくれます。
水は自由に様々な形を変えることができるため、子供の感覚を磨いてくれる万能な素材です。
こういった遊びを通して、「楽しい」「面白い」「不思議だな」と感じさせることが一番大切です。
水に触れることで、その心地よさを感じて楽しんでもらいましょう。
体力がつく
普段しないような動きをしたり、水圧を受けたりと、水遊びを通して無理なく子どもの体力を増進させることができます。
人間の自律神経は暑い夏には汗をかき、寒い冬には体温を保つといったように気候に合って正しく発達します。
しかし、最近はクーラーのきいた涼しい部屋や暖房のきいた温かい部屋でばかり過ごしてしまうため、この能力が低下しがちです。
特に屋外での遊びが減ってしまう夏には、プール遊びをさせることで楽しく子どもの体力をつけることができます。
開放感でストレス発散!
普段お庭で遊ばせていると、思う存分はしゃぎ回る子どもたちに「また洋服汚しちゃったの!」といってしまう…保育士さんならよくあることですよね。
怒られてばかりだと子どもたちもつい遠慮してしまいますが、プール遊びであれば子供も服を汚して怒られることを気にせずに思いっきり楽しめることでしょう。
また、プールという非日常的な空間は子供のストレス発散になります。
体を自由に動かすことができ、外でみんなで遊ぶのは開放感たっぷりで楽しいです。
保育士と子どもたちがプールで遊ぶ流れを確認しよう
続いては、プールで遊ぶ際の基本的な流れを説明します。以下の工程をしっかり守りましょう。
朝の体調管理
まずは、プール遊び当日の子どもの体調チェックはしっかりおこないましょう。
水着で肌が露出しているため、普段の何倍も病気の感染のリスクが高くなります。
また、毎朝の検温は病気を発見するために大切な工程です。
記録カードに必ず体温を記入してもらい、記入がない子はプールで遊ばせないことを徹底しましょう。
準備体操
プール遊びの前にはかならず準備体操をして、高揚する子供たちの気持ちを落ち着かせましょう。
また、体操をしながら体調の悪い子はいないかどうかチェックしましょう。
入水の直前に気分が悪くなる子供もいます。
少しの体調不良で怪我や事故につながる可能性もあるので、注意深く行いましょう。
水に入る
足からゆっくりと水に入れ、お腹、胸と順番に入りましょう。
水を嫌がる子もいますので、はじめは水に慣れるところから始めてみてください。
慣れてきたら、座って手を床につけたり、道具などを使ったりして、誰でも楽しく遊べるものを子供のペースに合わせてやりましょう。
入水後の体調管理
入水後は充分に休憩時間を取りましょう。
水に入っていても汗はかきますので、水分補給はしっかりさせてください。
保育士がプール遊びの際に気を付けることは?
残念なことですが、プール遊びの事故は実際に多くあります。
保育士として、事故を避けるために気をつけなければいけない点を確認しましょう。
リスクを再確認
プール遊びには以下のようなリスクがあります。
- 溺れる
- 足を滑らせて怪我をする
- 熱中症になる
- 感染症にかかる
この他にもたくさんの危険が存在します。
常に、このような危険なことが起きるかもしれないという意識を持って子どもたちを見守ることが大切です。
約束事を決める
リスクを把握した上で、子供たちと遊ぶ際のルールを決め、「約束事を守らないとプールには入れない」ということを徹底しましょう。
以下のようなルールが効果的です。
- 周りをを走らない
- 水が嫌いな子に水をかけない
- 友達を引っ張ったり押したりしない
- 水に飛び込まない
- 先生の話をしっかり聞く
子供たちは水の中で遊んでいるとつい夢中になって、約束事を忘れてしまうかもしれません。
保育士さんが注意して呼びかけるようにしてください。
自分の体調管理もしっかりと
ついつい軽視しがちなのが、保育士さんの体調です。
夏の屋外は暑いので、子供だけでなく保育士にも熱中症の危険性があります。
元気いっぱいの子供たちと接していれば、普段よりも体力を消耗します。
体調を崩していれば、子どもたちを管理するのに影響が出るかもしれません。
基本的なことですが、まずは自分自身の健康に気をつけましょう。
保育士は気を配りながら楽しいプール遊びを!
いかがでしたか。
夏の時期に子供たちが一番楽しみしているプール遊び。
五感を刺激したり、体力をつけたり、ストレス発散もしてくれたりなどたくさんメリットがあると同時に様々な危険が存在します。
子供たちが安全にプールに入れるように細心の注意を払いましょう。
保育士さんは子供から決して目を離さずに、楽しい思い出を作ってあけてください!
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