保育士転職の職務経歴書を書くポイント
2017.08.18
新卒採用の場合提出する書類は履歴書のみですが、中途採用の場合は履歴書の他に「職務経歴書」を提出しなければなりません。
職務経歴書は保育士の転職において履歴書以上に重要視されます。作り方のコツを押さえておきましょう。
ここでは保育士の転職に必要な職務経歴書の作り方のポイントを紹介します。
保育士の転職における職務経歴書とは
転職を経験していないと職務経歴書の作り方は分からないですよね。
初めて転職する保育士のために職務経歴書についてご説明します。
職務経歴書とは
職務経歴書とはこれまでの仕事の経歴や詳しい業務内容についてまとめた書類のことです。履歴書でも職歴を記入しますが、過去の就業先についてもっと掘り下げて作成するのが職務経歴書です。
施設によっては提出を求められないこともありますが、基本的には用意する必要があります。
履歴書以上に保育士経験をアピールできるツールなので提出を求められていなくても作成はしておきましょう。
職務経歴書の作成方法
履歴書とは異なり基本的にはパソコンのWordなどで作成することになります。もちろん手書きでも構いませんが、パソコンで作成したほうが綺麗で見やすいので無理して手書きで作る必要はありません。
また、履歴書のように決まった形式がないため、採用する側の立場になってどうしたらわかりやすいかを考えながら作成しましょう。フォーマットの例に関しては後述します。
大きさはA4サイズで分量は1~2枚程度がベストです。パソコンで作成する場合は書式やフォントサイズを統一するよう心がけてください。
保育士の転職における職務経歴書の記載項目とは
保育士の転職で必要な履歴書には多くの記載項目がありましたが、一般的な職務経歴書の記載項目は以下のようになります。
- タイトル
- 基本項目
- 職務経歴
- 自己PR
決まった形式があるわけではないのであくまで1例です。それぞれの記載項目について詳しく説明します。
タイトル・日付
忘れてはいけないのが「タイトル」です。この書類が何なのかを示す大事な項目です。
フォントを大きめにしたり太字にしたりして目立たせるとタイトルらしくなるでしょう。
日付は作成日ではなく提出日を記載してください。また、和暦か西暦かは書類内で統一するようにしてください。
基本項目
履歴書と同様に基本項目を記入する必要があります。
氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど基本情報を過不足なく記載しましょう。
基本的には履歴書を参考にすれば良いので、氏名はフォントサイズを大きくするなど工夫するとより見やすくなりますよ。
職務経歴
書類の中で最も大事な項目なので見やすさを心がけて作成しましょう。就業先の名称は正式名称で記載しなければいけないので気をつけてください。
また、職務経歴は時系列に沿って古い就業先から最新の就業先という順番で記載するのが一般的ですが、その他にもパターンがあります。
1つ目は最新の就業先から遡って記載していくパターンです。一般的な職務経歴とは逆になるのですが、最新の経歴をもっとも目立たせることができるので、前職場での保育士経験をアピールしたい場合にはこのパターンが効果的です。
2つ目は業務内容ごとに分けて記載するパターンです。
担当していた保育士業務ごとに分けて記載することで自分がどこを重視して働いていたのか、自分の強みは何なのかが伝わりやすいというメリットがあります。
ただし時系列とは違い時間の流れが分かりにくいというデメリットもあるので注意してください。
自己PR
自己PRは保育士の転職の中でも大事な要素になりますので、十分に考えた上で記載しましょう。
職務経歴が同書類内に記載されているので過去の業務経験で培ったスキルをアピールするのがわかりやすく自然な流れです。
具体的なエピソードを交えて自己PRすると採用担当者に伝わりやすいですよ。
保育士の転職における職務経歴書のポイントとは
正式な書類なので作成する上で気をつけなければならないことが多くあります。
保育士の転職における職務経歴書のポイントについてご紹介します。
誤字・脱字・変換ミスに注意
履歴書と同じように誤字・脱字には十分に注意してください。
パソコンで作成した書類に誤字・脱字があるのは非常にマイナスです。手書きよりも手間がかかっていないのにミスが有るというのは悪い印象を与えてしまいます。Wordの校閲チェックなどを利用してミスを防ぎましょう。
また、パソコンで書類を作成する際には変換ミスにも気をつけてください。手書きでは考慮しなくても良かったことなので忘れがちですので気をつけてください。
自分をアピールする
決まった形式がないのですから、保育士としての自分をアピールできるような形式で作成しましょう。
どういった業務を行っていたのかはなるべく詳しく記載することで経験豊富であることをアピールできます。
どの項目も出来る限り詳細に記載するとアピールにつながりやすいです。
ただし、分量が多すぎて見にくいということにもなりがちなので、箇条書きを使うなど工夫して見やすさを心がけましょう。
職務経歴書で最大限のアピールを
保育士の業務は多岐にわたるので、前職でどのような業務を行ってきたのかはとても重要です。
採用する側としても経験豊富な保育士を採用したいものです。
職務経歴書を使って保育士としての自分を最大限アピールしましょう。