保育士がアパレルへの転職を成功させるには
2017.08.28
保育士の異業種への転職先としてアパレルはとても人気です。
保育士は女性が90%以上を占めており、洋服やファッションに興味を持つ女性がアパレル業界で働きたいと考えるようです。
しかし異業界で働くということは簡単ではありませんよね。
ここでは保育士を辞めてアパレルへの転職を成功させる方法についてご紹介します。
保育士とアパレルの違いとは
それぞれ全く違う職業であるため、さまざまな部分が異なります。
保育士とアパレルの主な違いを働き手の立場から見ていきましょう。
重視する部分が違う
保育士の目的は「子どもの保育」であるため、どれだけ質の高い保育を行えるかという業務の質や正確性が重視されます。
一方アパレルの場合、目的はもちろん「売上を出すこと」です。過程がどうであれ商品を買ってもらい売上を出せば評価される仕事です。よって店舗によってはノルマが課せられたり歩合が発生したりします。
どちらが良いかは人それぞれですが、アパレルのほうが目的が明確でモチベーションを維持しやすいかもしれませんね。
仕事の相手が違う
保育士は主に子どもを相手に仕事を行います。年齢差がある子どもを相手に仕事をする珍しい職業です。もちろん子どもだけでなく保護者の相手をすることもあります。
アパレルの場合、客層にもよりますが基本的に商品を買ってくれる大人を相手に仕事をします。学生から主婦程度までの年齢層を考えると幅広い年代の人を相手に接客をしなければなりません。
相手にする年齢層は違いますが、コミュニケーション能力が必要な点においては同じといえますね。
休日の違い
保育施設の休暇は施設によってさまざまですが、日曜日と祝日は休みという施設が多いようです。一般的な休日の土日祝日に合わせてこのような休暇になっています。
アパレルの場合、客が多いのはやはりお休みの日ということになるため、店員の休日は平日になっていることが多いです。特にお盆や年末年始など多くの人が休みのときこそ仕事が忙しいです。
接客業の多くは平日休みの場合が多いようです。
保育士がアパレルに転職するメリット
保育士を辞めてアパレルに転職すると以下のようなメリットがあります。
- 給料が上がる
- 特別なスキルがいらない
- 仕事でオシャレが楽しめる
- 社割が使える
これらのメリットを詳しく解説していきます。
給料が上がる
大手に転職を成功させた場合は保育士から大幅な給料アップが見込めます。仮に大手でなくとも多少給料は上がるでしょう。
また、店舗によって歩合が発生することもあり、頑張り次第では以前までの倍近くになることがあり得るほど夢のある職業です。
保育士業務で培ったコミュニケーション能力を活かして最高の接客をしましょう。
特別なスキルがいらない
接客業なので資格などの特別なスキルは必要ありません。どちらかと言うと対人スキルや見極める力といったセンスが必要になるでしょう。
ただし、接客は経験すればするほどより良いものになっていきます。努力次第で磨けるスキルであることは間違いありません。
接客スキルを磨いていくことがキャリアアップするための近道です。
仕事でオシャレが楽しめる
保育士のときはエプロンにジャージといったような服装に規定がありましたが、お客さんの購買意欲を掻き立てるために店員も商品を着用するので、オシャレを楽しみながら仕事ができます。
ファッションが好きな人にとって好きな格好をしていいというのはモチベーションも上がりますよね。
また、お客さんのコーディネートをすることもあり、ファッション好きにはたまらない仕事内容となっています。
社割が使える
お店によっては社割を利用して商品を安く購入することができます。この社割目当てで働いている人も多いのではないでしょうか。
財布に優しいだけでなくオシャレを磨くとさらに仕事に活かせるのでいい事ずくめです。
保育士がアパレルへの転職を成功させるには
異業界への転職ということで一筋縄ではいきません。
保育士を辞めてアパレルへの転職を成功させる方法をご紹介します。
転職サイトを使おう
保育士から異業種・異業界への転職であれば絶対に転職サイトを使いましょう。
業種・業界を越えた転職を自力で成功に導くのは至難の業です。外部の力を必ず借りましょう。
大手サイトであればほとんどの転職サイトに掲載されているのでそこから応募してみましょう。なるべくたくさん応募することが大事です。
さらに手厚いサポートが受けたければ転職エージェントのサービスも利用しましょう。より成功に近づきますよ。
知り合いの紹介
すでに知り合いにアパレルで働いている人がいるのであれば、紹介してもらえないかお願いしてみましょう。
接客業は人柄重視の採用であることが多く、紹介から採用に至るケースも珍しくありません。
必ず採用される保証はできませんが、ダメ元でお願いしてみるのも良いでしょう。
自己PRはコミュニケーション力
自己PRする部分を迷っているのであればコミュニケーション力が最も効果的です。
接客業であるということもそうですが、保育士という業務で培えるスキルの1つなので経験も交えながら存分にアピールしてください。
できれば保護者対応を絡めたほうが実際の客層と近いため伝わりやすいです。
アパレルは楽な仕事ではない
保育士の仕事が大変だからという理由で転職するのであれば気をつけてください。
アパレルだって保育士に負けないくらい大変な仕事なのです。
両方大変な仕事ではありますが、それだけやりがいが大きいというメリットもあります。
どちらが自分にあっているのか考えて決断してくださいね。