海外で保育士になるために!準備・注意点を解説!
2017.07.31
保育士は日本の保育園で働くというイメージがありませんか?
実は保育士は外国でも働くことができます。しかし、海外で働くためにはいろいろな準備しなければならないこと、注意しなければいけないことがあります。
このページでは海外で働きたい保育士のために、働くための準備や注意点についてご紹介します。
保育士が海外で働ける?
働くことができる場所はいくつかありますが、最もわかりやすいのは日本人に向けた日系保育園です。海外の保育系求人の大半を占めています。
外国の支社などで働いている日本人が利用することが多いのですが、この場合だと施設利用料が会社負担になるため保育園の経営はうまくいっていることが多いです。
日系保育園以外の求人だとインターナショナルスクールや日本人向けの企業内保育室など様々な求人があります。
海外で保育士になるにはどうする?
通常の就職・転職と同じようにまずは求人を探しましょう。
国内に比べると数が少ないですし、特定の国を狙うとなると求人を見つけるだけでも難しいです。うまく求人を探すには保育士転職サイトなどを使うと良いでしょう。
また、面接などは現地に出向くことは少なく、日本で行われることが多いです。スカイプを使った面接の場合もあります。
求人がある主な国は以下のとおりです。
- 中国
- 香港
- 台湾
- タイ
- フィリピン
- インド
- アメリカ
- イギリス
- ドイツ
- オーストラリア
他にもありますがキリがないのでここでやめておきます。
中国や東南アジアは日本人が多いため求人も一定してあります。ヨーロッパなどは人気が高いのですが求人が少ないため募集がすぐ終了します。
保育士が海外で働くための準備とは
海外で働くためにはやはりいろいろな準備が必要になります。
保育士にはどのような準備が必要なのかお話します。
それぞれ早めの準備を心がけてください。
保育士としての実務経験
求人の多くは最低でも3年程度の実務経験を必須としています。やはり未経験者がいきなり異国の地で働くというのは難しいのでしょう。
まれに有資格者であればいいという求人もありますが、就労ビザのことを考えても実務経験はあったほうが良いです。
十分な資金
日本を出て保育士として働くためには色々と費用がかかります。渡航にかかる費用や現地での生活にかかる費用など日本と同じ感覚で不自由なく過ごせるとは限りませんから、資金を用意しておくと安心です。
ただし、ほとんどの場合は家賃補助や渡航費用などが支給されるので、自己負担はだいぶ軽くなります。
細かい部分は求人によって異なるので事前に確認してみてください。
生活のための語学力
日本人向けの施設で働くとはいえ外国で生活するためには語学力は必須です。
語学は短期間では身につきませんから、早めに勉強し始めることをおすすめします。
現地に行ってから覚えるという方法もありますが、最低限度の語学力は身につけてから行きましょう。
保育士が海外で働くための注意点とは
国が違うと注意しなければいけないこともたくさんあります。
保育士が海外で働くための注意点を紹介します。
就労ビザを取得する
海外で保育士として働く場合は就労ビザが必要になります。
「就労ビザ」とは就労可能であることを示す在留資格のことです。
就労ビザを取得するにはお金と手間がかかりますので、採用先がビザ取得をサポートしてくれるところを選びましょう。
居住場所を確保する
職場環境だけでなく、自分が住む場所も非常に大事です。
社宅や社員寮が用意されているならば安心ですが、自分で部屋を借りるのであれば家賃補助の有無で自己負担の大きさが変わってきます。
家賃相場は日本より高いこともあるので気をつけてください。
海外求人は競争率が高い
求人数は少ないのですが人気は高いため、競争率が非常に高いです。
自分の理想通りの求人に出会ったとしても採用されるかは分かりません。
採用される確率を上げるには実務経験や資格が物を言います。
保育士として高いレベルの保育ができることをアピールすると採用されるかもしれませんよ。
保育士が海外で働くメリットとは
保育士が海外で働くメリットは以下が挙げられます。
- 異国の文化に触れられる
- レベルの高い保育士になれる
異国の文化に触れられる
外国にいるということは日本では味わえないような感覚を味わうことができます。
その国の文化を知ることで物事に対する考え方が変わるかもしれません。
改めて自分を見つめ直すきっかけにもなるかもしれませんよ。
レベルの高い保育士になれる
外国で働いた経験はレベルアップに繋がります。
国によって保育の考え方や方法も違うため、日本では学ぶことのできない保育に出会えるかもしれません。
多くの保育に触れることは保育士としての成長につながります。
海外で保育士になろう!
外国で働くということは、大変なことや辛いこともありますが、それだけ得られるものは大きいです。
保育士として海外で働いてみませんか。
ぜひ前向きに検討してみてください。