保育士直伝!泣き止まない子供の対処法とは
2018.02.02
新人ママさんは「子どもが泣き止まない」「泣き止ませるためにどうしていいか分からない」と子育てをする中で感じることがあるのではないのでしょうか。
保育士はこのように泣いてばかりいる子どもたちを何人も同時に世話をすることを難なくこなしています。「仕事だから当然でしょ?」と思うかもしれませんが、そのテクニック知りたくありませんか?
ここでは保育士に聞いた「こどもが泣き止まないときの対処法」をご紹介します。
どうして子供は泣くの?
その前に子ども、特に赤ちゃんは一体どうして泣くのでしょうか。そもそも産まれたばかりの赤ちゃんが産声を上げるのは、肺呼吸をはじめるためです。そして「泣く」という行為を通して自分の意志というものを伝えます。
具体的にはおむつの汚れ、部屋の温度、授乳を求めていることが赤ちゃんの泣くという行為には含まれているのです。1種のサインともいえますね。
つまり、赤ちゃんがいる環境から何を求めているのか判断することが重要なのです。赤ちゃんから少し成長した保育園児でも同じことがいえます。そのような子どもの泣く理由をしっかりと理解したうえで、保育士の子どもが泣いたときの対応というものを見ていきましょう。
保育士に学ぶ「子供が泣き止まないときの対処法」とは
保育士というのは子どものお世話のプロフェッショナルとも言い換えることができるわけです。
だからこそ子育ての中で「子供が泣き止まない」など対応に困ったときの良い改善策を保育士の対応から見いだせるのではないのでしょうか。子育てに奮闘中のお母さんとお父さんのよい参考になるでしょう。
一回泣くとなかなか泣き止まない子どもですが、どのように対処するのがベストなのでしょうか。
愛着関係を築く
まず保育士が気にかけていることとしては、子どもとの間に「愛着関係」を築くことです。
なぜなら愛着関係が築けていると、「こんな時どうする」となってしまった場合でも子どもは愛着関係が築けている存在を目にすることで、心を安定させることができるからです。
胎内に似た環境を作り出す
専門的なアドバイスとしては胎内環境に似た環境を作り出すことが挙げられます。
具体的にはビニール袋をクシャクシャにするときの音を聞かせること、抱っこひもなどを活用して丸い形の体勢を泣いてばかりいる子どもがとれるようにすること、抱っこをしつつゆっくりのペースでスクワットを行い左右に揺れ動くことなどが挙げられます。
こちょこちょする(くすぐる)
こちょこちょという行為は自然と笑顔になれますし、くすぐるという行為を通して触れ合うことができるため泣いてばかりいる子どもが安心感を得ることが可能となるからです。
こちょこちょ遊びの発展形としては耳の中をくすぐることも有効的であるそうです。
場所を移動してリフレッシュ
同じ場所に居続けることが子供にとってストレスになることがあります。子供自身で動けない場合はいろいろな場所に連れ出してあげましょう。
気持ちの切り替えになって泣き止むかもしれません。
焦りは禁物!自分のペースで習得しよう!
プロの保育士といえど最初からの泣き止まない子供にすんなり対応できてはいません。
あるアンケート調査で保育士に対して「園児や自分の子どもが泣き止まずに困った経験はありますか?」と質問しました。この調査によると9割以上の保育士が困った経験があると答えました。つまり最初から保育士も泣き止まない子供をうまく対処できていたわけではないのです。むしろ保育士のほうが自分の子供ではない分、泣きやませることは難しいかもしれませんね。
しかし、保育士として働く中で少しずつテクニックを習得していったのです。
もし今子育て奮闘中で、泣き止まない子供に対する接し方がなかなか分からないお母さんやお父さんも、子育てという経験を積んでいくことを通して学んでいくことができるのです。
だから焦らず、他人の子どもや他人の子育て方法と比べず、自分に適した子育て方法というものを見出してください。