保育士の収入事情を徹底解説!おすすめの貯金方法とは?
2018.09.04
こどもと遊びながらお給料がもらえるという保育士のお仕事について、なんだか仕事が楽というイメージを持っている方は決して少なくないでしょう。
さらに、女性の保育士はこどもへの面倒見もよくて、よい母親になれることで、結婚相手としても常に男性の間で人気です。
<しかし、そんなよいイメージの反面、実は保育士の仕事は思った以上に大変なところがたくさんあって、それに「とにかくお給料が低い仕事」としても知られています。
そんなお給料の低い保育士ですが、結婚や出産など、人生の大きな出来事のために、やはり貯金をしたいものですね。
それでは、保育士の貯金事情とおすすめの貯金方法を解説していきます。
保育士の貯金事情とは?
保育士は一般的に平均年収が低い職業だと思われますが、必ずしもそうとは限りません。
例えば東京都23区以内であば、2017年度の平均年収が397.6万円もあって、高いとはいえませんが、少ないとも言えない金額でしょう。
しかし、それはあくまでも東京のような大都市に限った話ですので、実は地方にいくと年収がそれより下回るケースがほとんどです。税金と社会保険料等を差し引いたら、月の手取りが18万円前後になることもあります。
手取り18万円では、なかなか貯金しづらいイメージですね。
しかし、同じ18万円でも、お金がある分それを全部使いきれる浪費家と、スーパーの半額お弁当しか食べない節約家にとっての意味はまったく違いますよね。
それでは、生活形態とお給料の関係を説明していきましょう。
実家暮らしの場合
毎月に必ず支払わなければならない出費として、家賃が一番想像しやすいでしょう。
その金額は暮らしの地域にもよりますが、東京ですと平均6万円前後で、地方でも平均4万円前後が家賃相場のようです。
つまり、実家暮らしであれば、その分の家賃をまったく払う必要もなく、趣味や買い物に使ってもよいですし、全額または一部を貯金に回すこともできるでしょう。
また、もし家族が食事とお弁当を用意してくれれば、職場で外食する必要もなくなって、食費も大幅にカットできるはずです。
さらに、実家が自動車を所有していれば、もし就業先が許容であれば、車で通勤するのは電車やバスで通勤するよりずっと楽ですし、交通費の節約にもつながります。
そのため、実家暮らしの保育士は手取りが18万円でも、計算してみればお分かりになるように、お金のつかいどころが非常に少ないため、貯金する可能性は十分にあるでしょう。
一人暮らしの場合
一人暮らしは実は思った以上にお金がかかります。
先ほどもお話ししましたが、家賃の支払いはもちろんのこと、それに毎月の光熱費、上下水道料、さらにネット回線を使う場合は通信費の支払いも発生しているため、少なめに見積もっても、月に6~8万円の出費が発生します。
それはもう手取り額の半分近くを占めていますよね。
さらにもう一つ考えに入れなければならない大きな出費は、食費です。
自炊する場合はスーパーなどの割引食材を狙えば、食費をカットすることはできますが、逆に外食が多い場合は、少なくとも1ヶ月5万円前後の食費が発生します。
そのうえに交際費や洋服代などを加算すれば、手取りの18万円を使い切ってもおかしくはありません。
そのため、一人暮らしの保育士は、基本的に貯金できないといってもよいでしょう。
実家暮らしですが、子育て中の場合
少し複雑なケースですが、子育てということは、とても時間もお金もかかることです。
そのため、子育て中の保育士のほとんどは時短勤務か、派遣かという、非常に不安定の働き方をしています。
いうまでもないのですが、時短勤務などの働き方をすると、収入もぐっと下がるだけではなくて、正社員の保育士がもらえるはずの諸手当ももらえなくて、収入源は非常に限られてしまいます。
さらにこどもに習い事をさせたり、塾に通わせたりするなど、こどもへの教育費を決して節約できないため、貯金をするどころか、場合によってはいままでの貯金を切り崩す必要もでてきます。
どうしたら貯金できる?
以上のように、生活形態によって、貯金できる保育士と貯金できない保育士がありますね。
「一人暮らしですが、やっぱり貯金したいなぁー」と思っている保育士の方も決して少なくないでしょう。
それでは、貯金をしたい保育士におすすめの貯金方法を紹介していきます。
不必要な出費をなるべく節約する
なかなか難しい方法ですが、一番効き目のはやい方法はこれでしょう。
会社は基本的に交通費を出してくれるため、職場に近いけど家賃が高い部屋から、職場に遠いけど家賃が格安のところに引っ越せば、まず浮いた家賃分のお金が節約できるはずです。
また、食費をカットするには、外食をなるべく控えたり、自炊を始めたり、スーパー、コンビニの賞味期限が近い割引弁当を狙ったりするなど、方法はいっぱいあります。
しかし、食費節約のため一食を省いたり、賞味期限切れの食べ物を食べたりするなどは絶対にやめてください。
お金を節約するために体を壊したら何の意味もメリットもありません。
その次に、毎月の通信費を節約するには、三大キャリアから格安SIMカード業者に乗り換えるなどの方法もあります。
いずれにしても、出費を節約することは、効き目がはやいですが、どうしても生活のクオリティーを犠牲にしなければならないので、この方法に向いている人と向いていない人がいるでしょう。
転職で年収アップをさせる!
やはり使うべきお金を節約するよりも、もらうべき年収の金額をアップさせる方法は一番根本的な解決策でしょう。
当然のことですが、保育園によってはお給料に差があって、さらに保育園独自の手当がついたり、家賃補助が受けられたりするなど、うまく転職できれば、年収がぐっと上がるはずです。
例えば、東京都内の場合は、ベテランの保育士で大手私立保育園に転職できれば、年収が500万円をこえても夢ではありません。
500万円さえあれば、貯金ももちろんできますし、さらには子育てにも金銭的な余裕が生まれるので、なかなかおいしい金額ですね。
そのため、現在の生活クオリティーを犠牲にしたくないなら、転職してさらに高い年収を狙ったほうが一番の得策でしょう。
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確かに保育士は年収が比較的に低いため、貯金がなかなか難しいのは現実ですが、実は自分の工夫次第で、貯金するのは不可能なことではありません。
もしこれからの人生の出来事に備えて今から貯金をしたいなら、転職などの方法も視野に入れてみてはどうでしょうか。