【子供の熱中症対策】保育士が絶対にやるべきことは?
2018.12.17
近年日本の平均温度は著しく上昇しています。そして、熱中症患者数も比例して上昇しています。
こんなときに保育士の方々は子供たちの熱中症に気を使わなければいけません。
子供は、大人に比べて暑さに弱く、自分で熱中症対策をすることができません。
そのため、保育士は子供の熱中症対策を充分に行いましょう。
ここでは保育士が子供に対して取るべき熱中症対策と対処法、暑い夏場の遊び方などについてお話しします。
保育士が子供にすべき熱中症対策とは?
熱中症とは高温を要因とし、子供たちの体が脱水症状や塩分不足になってしまい、体温調節がうまくできなくなるというものです。
そこで、ここでは子どもたちが熱中症にならないために保育士が気を使うべきことについてお話しします。
水分補給をしっかりする!
これは脱水症状の対策としてもかなり大事なこととなっています。
この暑い時期には必ず、喉が渇いていないにしても「お茶休憩」や「水分補給」を行うようにしましょう。
また、塩分が含まれているスポーツドリンクのほうがベターです。
保育士の方々は子供たちに、「事前に休憩のタイミングをしっかり伝えること」と「休憩のタイミングにその都度、声をかけてあげる」ということをしてあげましょう!
風通しの良い服装を着させる!
子どもたちの服装は、白いTシャツや帽子を着用させることを心がけましょう。
汗を吸いやすく、速乾性もあるTシャツがベストです。
黒色は日差しを吸収しがちです。ですから、黒い系統の服の着用は避けましょう。
また、直射日光を避けるために防止をかぶることを徹底させましょう。
日陰で遊ぶようにする!
炎天下で長時間遊ぶことで、熱中症のリスクをあげてしまいます。
したがって、直射日光をなるべく避けるようにし、日陰で遊ぶ時間を増やすようにしましょう。
また、シートなどで即席の屋根を作るのも一つの手です。
遊びのプランを上手く組む!
保育園では外遊びの時間があると思います。ここで注意しておきたいことがあるのです。
基本的に暑さのピークは10時~14時です。
その中でも午後の時間帯の暑さは太陽がもっとも日差しを当てる面積が広いので、かなり暑くなってしまいます。
遊びの計画を立てる際に、午前中に外遊び、午後に部屋の中でおとなしく遊ぶというのがおすすめの計画です。
ここでは保育士の子どもたちへの熱中症対策についてお話してきました。
しかし、どんなに十分な対策を施していても熱中症になる人が出てくるリスクは避けられません。
そこで、次に万が一熱中症になったときの対処法についてお話しします。
子供が熱中症になってしまったら?
熱中症によくある予兆
ここでは子供が熱中症になったときに、保育士が取るべき対処法についてお話しします。
まず、子供が熱中症になるであろう予兆として以下の症状がみられます。
- 大量の汗をかいている
- 顔が真っ赤になっている
- 体温が不自然に高く、身体が常時ほてっている
熱中症になる人の特徴としてこのような症状があります。
上記のような様子をした子供がいないか、その変化をしっかりキャッチして休息を取るようにしましょう。
症状があったらすぐに対策!
そしてこのような予兆が見られた時の対処・対応として以下の方法があります。
- 日陰などの風通しの良い場所に移動させる
- 氷や塗れたタオルを使って体を冷やす
- 水分補給を徹底する
そして、落ち着いたら汗をかいた服を新しい服に代えて、風邪をひかないようにしましょう。
上司への報告を忘れずに
また、注意点として上記の対応を取ると同時に、園長や主任といった管理者に報告することを忘れないようにしてください。
保護者は大切なわが子を預けています。
体調がひどく悪い場合には、保護者へ連絡をしたり、病院に行くこともあります。そこで、子供の症状を、管理者に詳しく説明し、指示を仰ぎましょう。
暑くても外で遊びたい!どんな対策が必要?
ここでは暑いときの遊び方についてお話していきたいと思います。
最初にお話したような対策に加えて、以下のことを注意して遊ぶ必要があります。
急激な温度の変化を与えてはいけない!
たしかに暑い気温の日は、クーラーで室内を冷やしたくなります。
しかしこれはかなり危険な行為です。
急激な温度の変化は体温調整を狂わせ、体力を著しく消耗させます。
また、暑い日に汗をかいた服が冷やされると、風邪をひいてしまう原因にもなります。
しっかり注意しましょう。
水遊びや水まきを!
暑い日に外で遊ぶのは危険だからといって、毎日避けていたら、夏は外で遊ぶことが出来なくなってしまいます。
そこで暑い日の遊ぶ方として、水遊びなんかもおすすめです。
水をまくことによって、周辺の空気の温度が低下します。また、地面が濡れることで日差しの照り返しも少なくなり、熱中症のリスクも少なくなります。
このように水遊びは暑い日の遊び方として、熱中症のリスクを下げるという意味でもかなりおすすめです。
保育士が責任を持って注意しよう
ここまで、保育士の子供熱中症の対策とその対処法についてお話してきました。
冒頭でもお話した通り、子供は熱中症対策を自分ですることはできません。
ですから、保育士の方々がしっかり子どもたちに注意を払うようにしましょう!
もし熱中症に注意できないほど忙しかったら?
このように、保育士は子供の体調をこまめにチェックし、些細な変化にも気づくことが必要です。
「忙しすぎて子供たちを一人一人見ることができない」
「他の業務が多くて手が回らない」そのような保育園もあるのではないでしょうか?
忙しすぎて事故でも起きてしまったら大変ですので、手が回らないと思っている方には、もっと余裕のある保育園に転職することをおすすめします。
もし保育士の不注意で子供が熱中症になってしまったら、大変なことです。そんな時に忙しくて子供を見る余裕がなかったと言っても言い訳にはなりません。
子供たちを充分に見ることのできる環境に移りましょう。
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