子供が怪我した時の保育士の対応とは?怪我ごとに詳しくご説明します!
2018.10.18
子供が元気で活発な生活を送るうえで怪我はつきものです。
子供が怪我をしたときに適切な素早い処置をとれる人は少ないではないでしょうか。
保育士は、子供が怪我をしないようにするために気を付けるポイントや怪我の対処法、保護者への対応をしっかり身につけましょう。
子供の怪我の代表的な処置方法
子供は日々元気いっぱいに動き回るのでよく怪我をします。
外で遊んだりして膝に擦り傷を作っている子供をよく見かけますよね。
子供が怪我してしまったとき、どのような処置を取ればよいのかわからず戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。
今回は代表的な子供の怪我とその対処法について詳しく見ていきたいと思います。
異物を飲み込んでしまった場合
子供は小さな物を口にすることが多く、時に誤って飲み込んでしまう場合があります。
身の回りに危険なもの(たばこやコインなど)を置かないようにしましょう。
対処方としては、まず子供自身に何を飲み込んだのかを確認しましょう。
次に、口の中を確認し、物が見えている場合には指を入れてかきだしましょう。
口の中に見えない場合は、異物をもっと奥に押し込んでしまう危険があるので指を入れず、様子を見ながら危険な場合はお医者さんに電話し病院に連れて行ってあげましょう。
鼻血が出てしまった場合
鼻血は原因不明で出血するものが多いです。
アレルギー性鼻炎、外傷、打撲の可能性もあります。
白血病の場合は、大量に出血します。
アレルギー性鼻炎の場合は、出血しても少量のことが多いです。
鼻腔異物の場合は、量はまちまちです。
対処の仕方としては鼻の中にティッシュペーパーを詰めたりせず、鼻の先の膨らんだ部分をつまんで圧迫し止血を待ちましょう。
虫に刺されてしまった場合
樹木にはなるべく近くに寄らないように注意喚起する必要があります。
虫により対処法は様々です。
蜂に刺された場合は、ゆっくりと針を抜き毒を絞り出すように刺されたところを圧迫しきれいな水で洗い流し消毒をしましょう。
毛虫に刺された場合は、かゆみの症状が強いので子供が掻きむしらないように注意しお医者さんを受診してください。
頭をぶつけてしまった場合
体を動かさないで安静にしてあげることが大切です。
子供は大人に比べて骨が柔らかく脆いのです。また、頭が大きいので不安定です。
まず、意識があるか、けいれんがあるか、強い痛みがないか、顔色の変化がないか、嘔吐がないか、頭痛がないか、を観察しましょう。擦り傷の場合はガーゼで傷口をおさえ、腫れがある部分には保冷材や氷で冷やしてあげましょう。
やけどをしてしまった場合
やけどでは傷口をすぐに冷やしてあげることが重要です。
15~30分ほど冷やしてください。
そのあとに皮膚科の診察を受けましょう。
程度がひどい場合や、範囲が広い場合には救急車を呼んで早急に処置を行ってもらいましょう。
子供の手の届く場所にお茶やポットを置かないなどの対策をしっかり行うと良いでしょう。
歯や口を怪我してしまった場合
歯が抜け落ちてしまった場合は早めに歯医者さんにかかりましょう。
歯の部分に触らないこと、歯を乾燥させないことに注意してください。
口の中が切れてしまった場合で、すぐに出血が止まらない時はすぐに歯医者さんにかかりましょう。
上唇小帯(上唇の上の真ん中のひも状のもの)が切れてしまったときは、出血がひどくなることがしばしばありますが、落ち着いて上唇を指で圧迫して止血しましょう。
子供が怪我をしないように保育士が気をつけるポイント
次は、子供が怪我をしないように保育士が気を付けるべきことを説明していきたいと思います。
子供はパワフルで行動を予測することは困難です。
そこで保育士が心がけるポイントが2つあります。
適切な対応を取ること
子供が怪我をしてしまったときは正しい知識と素早い対応が求められます。
保育園で配布されているマニュアルに目を通しておくことも大切です。
保育士は「子供の命を預かっている」ということを忘れずに普段から緊急事態に備えましょう。
冷静に対応すること
やはり緊急事態は周りもざわつき自分自身も冷静さを欠いてしまうことがあります。
保育士は正確に状況を判断し把握することが大切です。
些細な情報が子供の命を救うこともあり、状況判断と子供の様子をしっかり見てあげましょう。
子供が怪我をした時の保護者対応
子供が怪我をしてしまったときの保護者への対応はどのようにしたらよいのでしょうか。
まずはどこで・どんな力があったのか・体のどの部分がどのように負傷しているのか・そのとき子供がどのような状況だったのかを詳細に伝える必要があります。
保護者に状況を説明するためにも、全体の様子を把握すること、職員同士が連帯して子供の様子を伝達することが大切です。
特に、夕方の時間帯は保育士も疲れが出やすく、暗くなるので視界が悪くなり注意力が散漫になります。
子供の怪我を未然に防ごう!
子供の怪我は付き物ですが、保育士が未然に防ぐことができるものも多くあります。
子供の生活する環境を整えてあげること、そして最も重要なのが子供から目を離さないことです。
一人で複数人の面倒を見ることは困難ですが、他の保育士と連携を取ってみましょう。
子供の安全を守り、子供との楽しい生活を送れるよう日々の意識をしてみてはいかがでしょうか。
保育士の数が少ない、一人に任される仕事量が多すぎる、などで保育士の負担が大きいと、子供に目が行き渡りづらく怪我が増えてしまいがちです。
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