働くなら派遣保育士がおすすめ!メリット・デメリットを徹底解説!
2017.07.20
保育士には多くの働き方がありますが、人気の働き方として「派遣」があります。
このような雇用形態で働いている人たちは「派遣保育士」と呼ばれます。
一見正社員として働く方が良さそうと考えるかもしれませんが、実は魅力的な点が多くあります。
ここでは派遣保育士として働くメリット・デメリットを紹介します。働き方の選択肢に加えてみてください。
派遣保育士って何?
派遣保育士とは
一般的に保育士は保育園などの保育施設に雇用されて働きますが、それに対して派遣保育士は、登録した派遣会社に雇用されて配属された保育施設にスタッフとして勤務します。
また、派遣保育士の形態としては期間契約のものとそのまま正社員に採用される可能性があるものに分けられ、基本的には施設を転々として働くことになります。
紹介予定派遣という働き方を選択した場合は、一定の期間派遣保育士として働いたのち、そのまま正社員になることが可能です。
給料は職場となる施設ではなく、登録会社から支払われます。
派遣保育士の就業先はどこ?
派遣保育士が働ける場所は以下の様なものがあります。
- 保育園
- 企業内・院内保育室
- 託児所
- 認定こども園
- 学童保育
保育園が最も多いですが、他の施設でも働くことは可能です。
パート・アルバイトとの違い
パート・アルバイトとの違いを表にまとめました。
パート・アルバイト | 派遣保育士 | |
雇用主 | 職場(保育施設) | 派遣会社 |
給料の支払い | 職場(保育施設) | 派遣会社 |
雇用期間 | 制限なし | 最長3年まで |
福利厚生の適用 | 職場(保育施設) | 派遣会社 |
パート・アルバイトと派遣保育士では雇用主が分かれるため、それに伴い給与の支払いや福利厚生が異なっています。
したがって、同じ施設で同じ業務をおこなっていても給料や福利厚生に差があるということが起こる場合もあります。
また、表を見てわかるように、一番の違いは雇用期間です。
パート・アルバイトは基本的に何年以上働いてはいけないといった雇用期間の制限はありませんが、派遣保育士は長くても3年です。
派遣保育士として働くメリットは?
派遣保育士として働くメリットは以下のとおりです。
- 給料が高い
- プライベートとの両立がしやすい
- 残業が少ない
- 資格・経験が問われないことが多い
- 気軽に職場の変更ができる
多くのメリットがあるのでそれぞれ内容を説明します。
給料が高い
保育士は給料が低い職業として知られていますが、そんな中で正社員ではなくてもかなりの高収入が得られるというのが人気の要因になっています。
時給の相場は1,200~1,800円ほどであり、パートやアルバイトの保育士の給料が1,000円程度であることを考えるとかなり高いといえます。
正社員にはなれないけど高収入を確保したい人にはオススメです。
プライベートとの両立がしやすい
「週に3日のみ勤務」「毎日昼からの勤務」「15時あがり」など、ライフスタイルに合わせて柔軟な働き方ができることは派遣保育士の大きな強みです。
また、急な予定が入ったときなども派遣会社に相談すれば対応してくれる場合があります。
正社員ではできない働き方ですね。
残業が少ない
近年保育士の労働時間が問題に挙げられていますが、残業はほぼありません。
決められた時間内で勤務する事になります。
万が一残業が発生した場合も残業代が出るため安心です。
資格・経験が問われないことが多い
派遣保育士の募集は、保育士資格や業務経験の有無は問われないことが多いです。
担任の補助や清掃、制作物の掲示など、十分な経験や資格がなくてもできる仕事は多くあります。
人手が足りていないところに勤務することになるので、多少忙しい可能性はありますが、子どもを思う気持ちがあれば大丈夫です。
気軽に職場の変更ができる
急な勤務時間の変更や職場でのトラブルなどは登録している会社に相談することができます。
特に職場での人間関係は自分自身では解決できない場合も多いため、内容によっては改善できるように努めてくれます。
トラブルなどで職場に居づらくなった場合は契約に違反しなければ勤務先を変更してくれる場合もあります。
派遣保育士として働くデメリットは?
メリットが多くある派遣保育士ですが、もちろんデメリットがまったくないというわけではありません。
派遣保育士として働くデメリットは以下のとおりです。
- 福利厚生が充実していない
- 安定しない
- 部外者扱いされる可能性
- キャリアアップが難しい
ひとつずつ説明します。デメリットについても知っておきましょう。
福利厚生が充実していない
福利厚生は勤務している保育園ではなく登録している会社のものが適用されますが、やはり正社員と比べると充実していない場合があります。
ですが、育休、産休などは会社が定めるルールにはよるものの取得できないということはほぼありませんし、社会保険も法律上強制的に加入しなければならないものですので、必要最低限のものは心配ありません。
なるべく福利厚生が充実した会社を希望するのであれば、登録する前にしっかりと見極めましょう。
安定しない
先述の通り、派遣保育士は同じ施設では最高3年までしか働けませんし、常に自分が理想とする働き方ができる職場があるとも限りません。
ですので、長い目で見ると安定していないと捉えられるかもしれません。
部外者扱いされる可能性
これは施設によりけりですが、派遣保育士はあくまで一時的に働きに行っているという身分であるため、部外者として扱われ職場にあまり馴染めないということが極稀に起こるようです。
ほとんどありませんが、こういったリスクが必ずしもないとはいえないということは知っておきましょう。
また、もしこのようなトラブルに巻き込まれた場合はすぐに派遣会社に相談することが重要です。
キャリアアップが難しい
この働き方を選んだ時点で大多数いるとは思えませんが、将来的に主任や園長を狙うのであれば派遣保育士をずっと続けるということはあまりおすすめできません。
派遣という雇用形態上、キャリアアップに繋がることはほとんどないのです。
キャリアアップを狙う場合は、正社員以外は選択肢から外しましょう。
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