【保育士お仕事術】園児の後追いで困ったときの対策&注意点
2019.02.22
保育士の方で、園児の「後追い」に困っている人は多いのではないでしょうか。
「なついてくれるのは嬉しいけれど、他の園児の対応もしなければならないのに…」先生としては嬉しいけれど仕事にならないと毎日大変です。
ここでは、後追いでお困りの保育士さんのために、子どもが後追いをする理由や対処をご紹介していきたいと思います。
子どもが保育士に後追いする理由とは?
後追いは特に乳児クラスの子どもにたびたび見られます。まず初めに、乳児はなぜ後追いをするのでしょうか。
考えられるポイントをいくつか挙げていきます。
満足できるものを求める
生まれて半年を過ぎる頃から、だんだんと視野がはっきりしてきて、人物や物体、そして好き嫌いを判断できるようになります。
つまり、自分のそばに置いていると満足できる対象を理解し、それがないと不安になり、泣いて要求するようになります。
これがいわゆる「後追い」という行為なんですね。
しかし、だいたい1歳になって歩行ができるようになると、自分で興味を持つものを探せるようになり、後追いは減ります。
興味を持って集中する対象が増え、今まで母親や保育士に固執していた思いも少しずつ無くなっていきます。
安心感が欲しい
赤ちゃんはすぐに泣きますが、泣くのにもきちんとした理由があります。
乳児はまだ喋れないので感情を「泣くこと」で表現します。
保育士は子どもにとって保護者の代わりです。子どもが保育士を信頼する対象として認識できるようになったという証なのです。
子どもはずっと自分と一緒にいてくれるという安心感を求めます。
後追いする子どもへの保育士の対応は?
次に、後追いをする園児への対応を考えていきましょう。
子どもに話しかけてから離れる
一番良いのは常に子どもの視界の中にいるようにすることです。しかし、トイレに行ったり、他の園児に対応したりと常にそばにいるのは難しいですよね。
なので、「トイレに行ってくるか待っててね」などと子どもに話してから去るようにしましょう。
少しの間離れるだけで、その後自分のところに戻ってくるんだと分かれば平気になります。
子どもは生後8ヶ月くらいから理解できる言葉が増えるといわれています。後追いも言葉の理解が進むと、落ち着くようになるでしょう。
意識を別のことに向かせる
子どもが自分に固執しないためには、こちらも子どもに固執しないことが大切です。
「自分じゃなきゃダメ」「他の保育士では泣き止まない」と、子どもが求めるままに手を出すと余計に後追いしてしまいます。
そのため、興味を自分ではなく、お絵かきやブロックなど子どものお気に入りのおもちゃで意識を別のことに向かせることで後追いがなくなることもありますよ!
乳児は音の出るものに興味があるので、音の鳴るおもちゃを使うこともおすすめです。子どもが好きな歌を歌いながら作業することも効果的です。
子どもと関われる時間をつくる
無理に離れさせるというのはよくありません。先述したように安心感が欲しい子どもに対しては、ずっと一緒にいるという安心感を与え、満足させるという手を使うのです。
ずっと抱っこしていたりおんぶをしていたりするのはかなり大変なことですが、たくさんスキンシップをすると気持ちが伝わります。
後追いが激しい場合はスキンシップの時間を多く作るようにしましょう。
子どもの気持ちを一番に考えることが大切!
「まだ乳児だから…」と安易に考えて適当にあしらってしまうと、子どもは傷ついてさらに後追いがひどくなってしまう場合もあります。
子どもはまだ何も分からないので、強く叱ることも避けましょう。
何も言わずに突き放したりせず、子どもの気持ちをおもんぱかってコミュニケーションをとって解消していくことが大事になってくるのです。
新しい保育園に転職してリセットするのもあり!
どんなに後追いの対策をしても効果がない、そればかりか周りの保育士に嫌味を言われて人間関係も悪くなってきた....。
後追いをされるということは人気者の保育士ということ、だから他の保育士に妬まれるということはよくあるのです。
しかし、そんな状況では安心して仕事ができません。転職をして新しい保育園でリセットすることも大切ですよ。
そんな方におすすめできる転職サイトは「ヒトシア保育(旧:保育ひろば)」です!
コンサルタントはしっかり悩みを聞いてくれ、あなたに最適な保育園を膨大な求人の中から厳選して紹介してくれます。
もちろん完全無料で使えるので、登録してみてはいかがでしょうか?
⇨【ヒトシア保育(旧:保育ひろば)の詳細はこちら】