【徹底解説】感動の卒園式にするために保育士がすべきこととは?
2019.12.11
卒園式は、子どもたちが保育園で過ごした生活の総括ともいえる大切なイベントです。
保育士さんたちは「園児たちの最後の晴れ舞台を最高のものにしたい」と思い、準備に気合いが入るでしょう。
そこで卒園式にむけてすべき準備や注意点を紹介していきます。
卒園式の会場準備はどうする?
発表会やお遊戯会、運動会ほどではないですが、卒園式も会場の飾りつけは重要です。
普段の保育室やホールとは違う装飾にすることで卒園式会場の雰囲気は出来上がっていくでしょう。
ここでは飾りつけの参考例をご紹介します。
お花でいっぱいの装飾
画用紙や和紙を使って普段の教室の壁や天井をお花でいっぱいに模様替えし、卒園証書を受け取るまでの道を花でアレンジすると華やかさが出てきます。
色は時期に合わせてピンクや赤、白などの優しい色を使うのが良いでしょう。
更に華やかさを求めたいときは風船を使うこともオススメです。
ただし割れやすいものなので予備をしっかりと用意して最善を尽くしましょう。
園児たちの作品で装飾
卒園児や在園児が作ったものを飾ることでアットホームな雰囲気が出来上がっていきます。
以下のような作品をあらかじめ準備し、より思い出深い卒園式を演出するのも手です。
- 保育園での思い出を画用紙に書いた作品
- ランドセルを背負った自分たちの自画像
- 飾りつけのメッセージの手書き
クラス全員で作ったもの、個人で作ったもの、どれを用いても素敵な雰囲気の会場を作ることが出来るでしょう。
子どもたちと一緒にアイデアを出し合って会場を作る楽しさもあります。
保育士から子どもたちにメッセージを贈ろう
一緒に過ごした子どもたちを送り出すにあたり、手紙などで一人ひとりにメッセージを贈りましょう。
残る形でメッセージを贈れば子どもたちが大きくなってからも見返すことができ、卒園式がより思い出に残るものになりますよ。
続いてはメッセージを作成するときに気を付けるべきことは何か、どのような文章にすべきかについてご紹介します。
ひらがなで分かりやすく書く
子供たちの中には簡単な漢字なら読めるという子もいるとは思いますが、どの子でも読むことが出来るように全部ひらがなで書くように気を付けましょう。
ポジティブなことを書く
怒られてばかり、泣き虫だった、お友達に意地悪ばかりといったネガティブな表現や言葉は出来る限り避け、悪いところを書くのではなく子供たちの良いところを沢山褒めるようにしましょう。
ここでその子の具体的なエピソードを書くと「覚えててくれたんだ」と子供は大喜びします。
特定の子を贔屓しないように書く
気にかけていた園児、思い入れが強かった園児に対してだけメッセージが長くなってしまわないようにしましょう。
保護者間の情報網は凄いので後々追及される場合があります。
どのメッセージも「これからも頑張って」「いつまでも応援しているよ」といった気持ちを伝えることを心がけて書きましょう。
メッセージの参考例を紹介
メッセージの例をご紹介します。
一人一人の良いところを書くように心掛けましょう。
『そつえんおめでとう。〇〇くんはみんなにやさしいすてきなおにいさんになりましたね。しょうがっこうにいってもそのやさしさをわすれずにがんばってください。』
『そつえんおめでとう!○○ちゃんはいつもげんきで、うんどうかいでだいかつやくだったね。しょうがっこうでもがんばってね。』
保育士が卒園式当日に注意すべきことは?
ここまでは事前準備についてお話してまいりましたが、卒園式当日にももちろん注意すべき点があります。
順番に確認していきましょう。
服装と髪型に気を付ける
卒園児のクラスの先生は華やかに装っても大丈夫です。
しかし、あくまで主役は子どもたちですのであまりにも煌びやかすぎるものは避けつつ、明るめのスーツや袴で普段とは違う先生の姿を子供たちに見せてあげましょう。
また髪型は服装にマッチするものを心掛け、いつもより少しだけオシャレであるということを頭に置いておく事が大切です。
服装や髪型は保育園によっては規定があったり、独自のルールがあったりするので事前にチェックしておきましょう。
当日の流れをきちんと把握する
卒園式の当日の流れを把握し、滞りなく式が進むようにしましょう。
一般的な卒園式の流れは以下のようになっています。
- 『園児入場』
- 『開式の言葉』
- 『卒業証書授与』
- 『園長先生の式辞』
- 『来賓や保護者の方のあいさつ』
- 『卒園児のお別れの言葉』
- 『在園児のお別れの言葉』
- 『卒園の歌』
- 『閉式の言葉』
- 『記念撮影』
どの施設でもリハーサルを重ねた上で本番に臨むと思いますが、当日に何があっても冷静に対応できるようシュミレーションを重ねておくのがおすすめです。
また、お別れの言葉や歌などは本番に向けて子供たちと沢山練習しておきましょう。
卒園式は保育士と子どもたちが一緒に作る最後の行事!
保護者はもちろんですが、そばでずっと見てきた保育士さんにとっても感慨深いイベントなのが卒園式です。
入園当初から見守ってきた子たちが少年・少女へと成長していく過程での初めての別れの儀式となっており、そんな大切な儀式をいつまでも心に残り忘れられない思い出深い卒園式にするために準備をしっかりと行いましょう。
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