外国人が保育士になるにはどうすればいいの?重要なポイントを徹底解説!
2020.05.13
日本で働く外国人が年々増えてきている中で、保育園で働くことに興味を持っている方も多いのではないかと思います。
外国人が保育園で働く方法は一つではありません。
今回は保育園での働き方と、保育士として働くのに必要なことをわかりやすく説明していきます!
外国人が保育士として働くには在留資格が必要
外国人が保育園で働く場合、在留資格の有無によって働き方の選択肢が変わってきます。
保育士・保育補助としての仕事
外国人が幼稚園等で保育士として雇用されても、原則就労の在留資格を取得することができません。
そのため保育士として働くためには永住者、永住者の配偶者、日本人の配偶者、定住者の活動に制限のない在留資格を持っていることが必要になります。
法律上保育に該当する在留資格は存在せず、せっかく大学や専門学校で保育を専攻したり保育士の資格を取ったとしても働き続けることができないので注意しましょう。
語学教師としての仕事
一方で、保育所内で語学教師として子供たちの外国語教育に携わることも一つの方法です。
在留資格を取得できない保育士とは違い、語学教師として働く場合には技術・人文知識・国際業務の分野での在留資格を取得できる可能性があります。
語学教師として在留資格を得るための条件としては、
- 外国人がBachelor以上の学位を有する
- 保育所における教育カリキュラムの中に外国語教育が対外的に明示されていること
ただし、語学教師として働く場合保育士と同じ業務はできないので注意が必要です。
就労ビザの取得に関して不明な点があれば行政書士に相談することをお勧めします。
外国人の保育士資格の取り方
保育士として幼稚園等で働くためには保育士資格が必要になります。資格の取得方法に関して以下で説明していきます。
受験資格
保育士試験は国籍を問わず受験することができます。
ただし受験資格は、
日本または外国で、学校教育における14年以上の課程を修了した者が得られることになっています。
海外の大学等を卒業した場合「トランスクリプト(大学の成績証明書)」が必要になることもあるので注意しましょう。
保育士養成協議会へ問い合わせ
保育士試験を受験する際、まずは保育士養成協議会に電話で問い合わせをします。
口頭で簡単な受験審査が行われ、年齢や出身国、学歴、卒業年度のなどの聞き取りが行われます。
その後、聞き取りの内容に応じて保育士試験に出願するための書類が送られます。
なお、本人の代わりにご家族や友人等が答えて書類の取り寄せを行うことも可能です。
詳細は個別対応が基本
日本では外国人の保育士さんはまだあまり多くはありません。
それぞれのケースで事情が異なってくるため、保育士養成協議会のホームページや受験の手引きには掲載されていないこともあります。
基本的には各受験希望者に個別対応を行っているので、分からないことがあればまずは保育士養成協議会に問い合わせてみましょう。
外国人の保育士でも活躍できる!
以上までに外国人が保育士になるために必要なことを紹介してきました。
外国人の方が保育所で働くことにはメリットもあります。
グローバル化が進んで外国語教育に注目を寄せる親御さんもますます増えていますし、子供たちが外国人の先生と関わり合うことは異文化教育にもつながります。
働き方は決して一つではないので、自分が活躍できる働き方を見つけてみることをおすすめします!
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