【解説】保育士の早番はどんな仕事内容なの?
2020.06.30
保育士の早番は何をしているの?
シフトにより役割も違ってくる保育士の仕事。
仕事内容から適正まで解説していきます!
保育士の早番・遅番の担当はどう決めるの?
多くの保育園は、朝7時から夜20時くらいまで開園しています。
保育士の勤務時間を1日8時間とすると、早番・中番・遅番を分けてシフトを組んでいることが多いでしょう。
早番と遅番担当保育士は、基本的にクラス担当を持たない人がシフトに入ります。
保育園にもよりますが、クラス担当を持つ保育士は、基本的にクラス活動を行う時間帯に勤務することが多くなるため、あまり早番や遅番に入ることはありません。
保育士のシフトは一般的にこのように組まれているところが多くなっています
- 早番:7:00~16:00
- 中番:9:00~18:00
- 遅番:10:00~19:00
シフト制になってはいますが、その日の状況や他の保育士との兼ね合いで時間ぴったりに帰れないこともあるようです。
早番の保育士の仕事内容は?
園児達が登園するまでの間に園内と整えたり等準備をします。
早番の保育士達で、子ども達が安全で楽しく過ごす環境作りをするのも大切な業務なのです!
登園する園児の受入れ準備!
早番の保育士は、園児達が登園してくる前にこのような準備をします。
- 鍵の解錠
- 園内や園庭の掃除
- 保育室内のチェック
- 園庭や遊具の安全チェック
- 冷暖房をつける
特に安全管理に対しての、チェックは重要です。
園庭にガラス等怪我の原因となるものは落ちていないか、遊具に欠陥や破損がないか等、園児の安全確保を第一に考えます。
早番で気を付けること!
他の保育士に交代をするときに、園児一人ひとりの詳細情報をしっかりと伝達をすることがとても重要です。
職員同士の連絡ノートで伝達をしていますが、詳細情報が伝わりきらず、園児に起きた出来事やトラブル、体調の変化などを把握しきれていないケースも。
保育園の場合は幼稚園のように先生だけでコミュニケーションをとる時間が少なく、一日中園児達と一緒に過ごします。
そのため、保育士同士のコミュニケーション不足が原因となり伝達が上手くいかなかった…
といった事態にならないよう、注意が必要です。
早番の保育士は忙しい?
色々と仕事が多そうな保育士の早番ですが、実際どうなのでしょうか?
早番の忙しさについてご紹介します。
保育士の早番が1番忙しい!
1日のシフトの中で、一番早番が忙しいと言われています。
出勤後は、園内の準備から、登園した園児の出迎え、保護者や他の保育士と園児の体調の確認等を行います。
特に、保護者との情報共有は時間勝負!
出勤前で急いでいる保護者がいたり、同じタイミングで何人も園児の登園が重なってしまうと伝達事項や確認事項等に時間をかけることができません。
その中でもしっかりと伝えるべき連絡事項を伝達し、また保護者から園児の体調変化の話などを聞き取り、他の保育士に共有をする。
そういった能力も必要となります。
子どもは繊細で日によっては体調や様子も大きく違ってきます。
園児が保育園で過ごしていくためには保護者とのコミュニケーションを図ることや、お互いに園児の情報を共有することがとても重要なのです。
お昼の時間帯は?
早番は園児の登園後に出勤した中番の保育士さんへ園児の様子を報告します。
一方、園児は登園後に遊びの時間があり、その後給食とお昼寝、おやつとなります。
子どもは遊びの時間を通じ、友達や保育士とコミュニケーションをとることで社会性や協調性等を学んでいきます。
「遊ぶ」ということは子どもにとってとても大切!
その他にも、歌を唄ったり、絵を描いたり、粘土遊び等、多くの遊びを通じ感受性を育んでいくのです。
遊びは成長する過程でなくてはならないもので、その「成長過程」を保育士は見守り、サポートしていきます。
早番の保育士に求めること
早番を担当するためには、このようなことは求められます。
- 安全管理を怠らない人
- 保護者の話を聞き、情報を正確に伝達すること
- 他の保育士と交代時にしっかりと情報共有ができること
朝の時間帯はとても慌ただしくなります。
登園したら、走り回って体調のチェックをしたくてもできない…!
そんなことも日常茶飯事です。
そんな中でも落ち着いて園児や保護者の対応ができる保育士さんがいてくれると安心ですよね!
早番の人数が少ない中でも、臨機応変に園児と保護者に対応できるように心掛けましょう!
保育士の早番は重要な仕事!
ここまでお読みいただきいかがでしたか?
保育園のシフトはこのように分かれている園が多く存在しています。
シフトごとに多少業務内容の違いはありますが、どれも一貫していえるのは園児の「安全」を第一に考えることです。
特に早番はその日の園児一人ひとりの様子を把握したり、保護者から情報をもらうことが多くなります。
「早番」を担当する場合は、責任感と広い視野を持つことが大切ですよね!
早番が忙しすぎるなら転職もOK!
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