認可外保育園ってなに?保育士が転職するメリット・デメリットを解説!
2017.07.03
保育園といっても色々な種類がありますが、大きく分けて「認可保育園」と「認可外保育園」に分かれます。
認可外と聞くと正式なものではないのかとあまり良くない印象を受けてしまいますよね。
ですが、認可外保育園は意外と多く存在し、保育士の転職先の候補にも多く挙がります。
ここでは保育士に向けて「認可外保育園」で働くメリット・デメリットについてお話いたします。
保育士が転職できる認可外保育園ってなに?
まずは認可外保育園がいったい何なのかにについて学びましょう。
認可されている保育園とはいったい何が違うのでしょうか。
違い・特徴について見ていきましょう。
認可外保育園の定義とは?
認可外保育園とは、国が定めた保育士の人数や施設の広さ・設備、防災・衛生管理などの基準を満たしていない施設のことです。
そう言われるとマイナスなイメージにつながりやすいですが、認可外保育園は認可されている施設と比べて国や自治体の制約があまりないために、独自のカリキュラムを設けていたり柔軟な保育を提供していたりすることが多いです。
例えば英語教育やリトミックなどに多く時間を割いていたり、夜間保育をおこなっていたりする施設などがあります。
企業内保育園や病院内保育園、ベビーホテルなども認可外保育園であり、施設によっては認可園ではできない部分をカバーしています。
認可と認可外の入園申込みの違い
認可施設の場合は入園を自治体が管理しているため、入園の申し込みを役所窓口で行います。
かつ入園には条件があり、保護者の就労状況などから保育に欠けていると判断されなければなりません。
一方、認可外施設の場合は園に直接申し込みますが、入園に条件などは特にありません。
認可外だから悪い施設ではない
認可の条件を満たしていないので、施設の設備や保育の質などに最低基準がありません。
だからといって良くない保育園というわけではありません。
認可されていないからこそ保護者の要望に柔軟に答えてくれるなど、認可園にはないサービスがある認可外保育園もあります。
施設によってさまざまということですね。
保育士が認可外保育園に転職するメリットは?
さまざまな理由からあえて認可外施設で働くという保育士は多くいます。認可外保育園に保育士が転職するメリットは以下の通りです。
- ユニークな特徴を持つ保育園で働ける
- 少人数保育が可能
- 採用されやすい
- 自分に合った働き方ができる
それぞれご紹介いたします。
ユニークな特徴を持つ保育園で働ける
先述の通り、認可外保育園には特徴的な施設が多いです。
イベントや行事に力を入れていたり、英語を教えていたりなど認可施設にはないような独自性がある場合があります。
自分の特技を生かす機会が多いなど刺激的な毎日を過ごすことができるかもしれません。
少人数保育が可能
認可外保育園は国からの補助金を受け取ることができないため、認可園よりも保育料が高額になってしまいます。
よって受け入れ園児数が少ない傾向があります。
そのため、少人数で家庭的な保育をしたい保育士の方にはおすすめです。
採用されやすい
保育園の利用者だけでなく、保育士側も認可外保育園だからという理由で就職を避ける傾向が少なからずあります。
そのため、認可外保育園は採用の競争率が下がり、転職しやすいと言われています。
自分に合った働き方ができる
前述したように認可外保育園は園によって特徴があります。
保育の内容だけでなく、雇用形態も様々です。
認可保育園よりも働き方の選択肢が多いので自分に合った働き方ができます。
実際に働いてみないと分からない部分も多いですが、理想の働き方がある保育士の方は認可外施設で働くことも考えてみてください。
保育士が認可外保育園に転職するデメリットは?
国から認可を受けていないということで、残念ながら認可外保育園にはデメリットもございます。
保育士が認可外施設に転職するデメリットは以下の通りです。
- 給料が少ない傾向がある
- 業務量が多い場合がある
- 子どもの遊び場に困る
- 施設による差が大きい
それぞれ解説いたします。
給料が少ない傾向がある
認可外保育園は、認可されている保育園に比べると給料が低い傾向があります。
あくまで全体的な傾向であり、園によってはボーナスが多いなどかなり待遇が良い場合もあります。
数が非常に多いので、探してみると給料が高い施設も見つかるかもしれませんよ。
業務量が多い場合がある
勤務時間が長い、休日保育があるなどの理由から、認可保育園よりも業務量が増える場合があります。
また、施設によっては保育士に避けられていることから人手不足に陥っていることがあり、相対的に業務量が多くなってしまうということも考えられます。
働き方が不規則になってしまう恐れもありますので気を付けてください。
子どもの遊び場に困る
認可外保育園が認可されない理由として多いのが、園庭がないという理由です。
特に都市部では十分な土地がなく、園庭を確保することが難しくなっています。
子どもを遊ばせるための場所がひとつ減るので、保育士としても子どもの遊ばせ方に悩んでしまうかもしれません。
施設による差が大きい
先ほどお伝えした通り、認可外保育園は園ごとの特徴が強いため差が大きいです。
よく調べずに就職して自分のイメージと全く違っていたということにもなりかねないのです。
転職サイトのサポートを利用したり実際に施設に見学に行ったりするなどして、できる限り施設の情報や保育の様子を把握することをおすすめします。
認可外保育園で自分に合った働き方を目指そう!
ここまで転職先としての認可外保育園のメリット・デメリットを見ていただきましたが、いかがでしょうか?
認可されていないからといって必ずしも質の低い施設であるというわけではなく、高い自由度の中でさまざまな保育をおこなっているということが分かりました。
しかし、いざ転職しようとなると、給料や待遇、保育の方針などは施設によって大きく異なっているため、自分が希望する条件と比較しながらじっくり見極めることが重要です。
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