保育園の園長の給料・業務は?園長になるにはどうする?
2018.04.12
保育士として順調にキャリアアップしていくと、最終的なゴールに園長があります。多くの保育士がいつかは園長になって、子供たちの保育をしたいと思っていることでしょう。
しかし、園長はそう簡単になれるものではないですし、園長になったらどうなるかはイメージしにくいですよね。
そこで今回は保育園の園長について徹底解説します。給与や待遇、業務内容、必要なスキル、どうやったら園長になれるかなど保育士のキャリアアップに役立つ情報満載です!
保育園の園長の給与・年収?
園長の基本的なデータについてまとめました。
低給与が問題になっている保育業界で見ると非常に魅力的な数字であることがわかります。
ただし、公立保育園と私立保育園では大きく差があるようです。
園長経験で給与アップ?
1度園長になったとしても次の職場では主任や普通の保育士として働く可能性もあります。となると大幅に給与がダウンしてしまうことが不安視されますよね。
しかし、保育園によっては園長経験があると給与手当がつく場合があります。いずれにしろ園長を経験しておくことは給与の面でとても有利になるのです。
保育園の園長の業務内容
保育園の園長の主な業務を以下にまとめましたのでご覧ください。
通常の保育士と同じように子供たちの保育を行います。積極的に行う業務ではないですが、職員が不足している場合は園長も手伝ってあげると現場がうまく回ります。
在籍している保育士の指導や求人募集・面接などの採用活動、パート保育士のシフト作成、保育士の評価(昇給・昇格)など裏で保育園を支える業務になります。この業務がうまくいかないと保育園として成り立たなくなってしまうので、園長としてのスキルが問われることになります。
園内・園外に怪しい人はいないか、危険物はないかなど子供たちが安全に保育園に通えるように安全管理を行います。また、朝1番に来て開錠、1番遅く帰り施錠するのも園長の仕事です。そのため勤務時間は通常の保育士よりも長いことが多いです。ただし、状況に応じて開錠・施錠を主任などに任せることもあります。毎日朝から晩までいなければならないということではないので安心してください。
園児が食べる給食のチェックするのも園長の大事な仕事です。園児たちが食べる前に全てのメニューの検食をします。小学校では校長先生もやっている業務になります。
保育園の代表として行政などとのやりとりを行います。その他研修や園長会などに参加することもあるようです。
保育園の園長に必要なスキル
ここからは保育園の園長に必要なスキルをご紹介します。
資格は不要
園長になるための資格のようなものはありません(勤務年数・昇進試験などをのぞく)。そのため、誰でも園長になるチャンスがあるのです。
資格がないからこそ年功序列で園長に昇格していくので、自分が1番キャリアが長い職場では積極的に園長のポジションを狙っていくべきだといえます。
長年の保育業務経験
園長と言えど保育士として子供の保育をすることがあります。また、園で働いている保育士の指導も行うので、それなりの保育業務経験は必須と言えるでしょう。
そもそも20代や30代の保育士が園長になるケースはほぼないので、園長になるチャンスがあるころには長年の保育業務の経験があると考えて良いでしょう。
支える力とコミュニケーション
園長は裏で保育園を支える業務が多いです。保育士が働きやすいようにどうするべきか、どのように職員を配置すべきかなど裏で行う仕事が多いです。よって支える力が大切になります。
また、外部とのやり取りも多くなるので、サポート力だけでなく対人スキルやコミュニケーションスキルも大事になります。これは子供に対してではなく保護者を始めとする大人を相手にしたときのスキルですね。
保育園の顔としての責任感
園長はいわば「保育園の顔」です。保育園でなにかあった場合園長の責任になるので、責任感をもって業務に取り組む必要があります。
園長に悪い部分があるとそれが園全体に影響してくるので、園長として恥ずかしくない振る舞いをしなければなりません。
保育園の園長になるなら公立?私立?
保育園の園長になろうと思ったら公立と私立の2つの選択肢がありますよね。比較するためにそれぞれの特徴を見ていきましょう。
公立保育園の園長
公立保育園の場合、園長になるためには昇進試験を受けて合格する必要があります。
また、昇進試験を受ける条件として役職ごとに最低勤続年数が設けられています。
- リーダー:3年以上
- 主任:8年以上
- 園長:10年以上
制度上は10年以上勤務すれば園長になれるわけですが、公立保育園の園長はなかなか空きがでないため、50歳前後まで園長になることは事実上不可能と言えるでしょう。
私立保育園の園長
私立保育園の園長になることも残念ながら簡単ではありません。私立保育園は親族経営が多いので、キャリア関係なく血縁関係のある人が園長になる、というパターンが多いです。
ただし、親族経営でない保育園や小規模な保育園では園長の枠が空いていることが多く、公立保育園よりは園長になるチャンスがあるでしょう。
保育園の園長は非公開求人が多い!
「園長募集!」と大々的に公開すると、近々園長が変わる、または現在園長がいないことが世間に公になってしまいます。すると保護者や園児たちを不安にさせてしまう可能性があります。
よって保育園の園長は非公開求人が多いのです。
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