保育士の借り上げ社宅制度とは?基本情報や注意点を解説!
2020.04.14
最近、借り上げ住宅制度を導入する保育園が非常に増えてきています。
そろそろ実家を出たいという方や、地方から上京して働きたいという保育士さんは必見のこの制度について、今回は詳しくお話していきます。
借り上げ社宅制度に少しでも興味がある方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
保育士の借り上げ社宅制度とは?
そもそも、保育士の借り上げ社宅制度とはどんなものかご存知でしょうか?
借り上げ社宅とは、会社が社員を住まわせるために契約している物件のことで、家賃の一部負担または無料で住むことができます。
保育業界では、「保育士宿舎借り上げ支援事業」として、保育園が負担する住宅費用を国や自治体が負担する政策があります。
これを利用して、保育士人材の確保・定着のために借り上げ社宅を用意する保育園が増えてきているのです。
住宅手当と何が違うの?
借り上げ社宅制度と似たような制度として挙げられるのが、住宅手当。
家賃が安くなるという面で見ると保育士さんにとっては同じような制度に思えますが、大きな違いがあります。
それは、税金についてです。
住宅手当はどこに住んでいても貰うことができますが、保育士さんのお給料に手当として加えて支給されるため、貰った分だけ所得税を払わなければなりません。
借り上げ社宅制度では住めるのは園が契約している物件に限られますが、その分税金にはカウントされません。
どんな人が利用できるの?
基本的には借り上げ社宅制度を設けている保育園で働いていれば利用できます。
ただし、施設によっては規定がある場合もあるため、確認が必要です。
上京してきた地方出身者や引っ越す前の自宅が職場から遠い人は優遇されやすい傾向にあるようです。
どんなメリットがあるの?
借り上げ社宅制度を利用するメリットには以下のようなものが挙げられます。
- 家賃の負担を大幅に減らせる
- 初期費用や更新料がかからない
- 社宅の賃貸料が非課税
先述の通りで、借り上げ社宅制度は保育園が契約している物件であるため、家賃を減らせるのはもちろん敷金・礼金などをはじめとする初期費用なども払わなくて良いんです。
また、税負担もかなり抑えられるため、メリットがかなり大きい制度なのではないでしょうか。
保育士の借り上げ社宅制度は何に注意すべき?
さて、保育士の借り上げ社宅制度について簡単にご理解いただけたでしょうか。
続いては、実際に借り上げ社宅制度を利用する際に注意すべきことを確認しておきましょう。
自由に物件を選べない!
保育士の借り上げ社宅制度では、前提として住める物件は保育園が事前におさえている物件に限られます。
そのため、どこでも自由に物件を選んで住めるという訳ではありません。
また、保育園がおさえている物件の中でも、保育士本人が物件を自由に選べない場合もあります。
保育園側で部屋が割り振られることが多いです。
ある程度希望は聞いてくれるとしても、自分で立地や間取りを選んで事前に内見をした上で決めたい!という人は慎重になる必要があります。
住める年数には限りがある
一度入居したら、10年も20年も住み続けられる…という訳ではありません。
多くの場合は入居できる年数に決まりがあり、オーバーしてしまう場合は退去させられてしまいます。
この条件は施設によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。
保育士は借り上げ社宅制度を有効活用しよう!
いかがでしたか?
保育士の借り上げ社宅制度は家賃や税の負担が大きく抑えられるとても魅力的な制度です。
その一方で、施設によってルールが設けられているため、確認なしに社宅に住もうとするのは厳禁です。
これから借り上げ社宅制度を利用する場合は、事前にルールをしっかり確認し、有効活用することで保育士ライフをより快適なものにしましょう!
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