子供同士の喧嘩どうする!?保育士の対応方法とは
2018.09.18
子供はいつも元気いっぱいで、友達同士で仲良く遊んでいるときもあれば、時に喧嘩をして仲たがいすることもあります。
そんな時、保育士の方はどのように対処したら良いのか一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
子供たちにとって最善の解決法をとりたいですよね。
そこで今回は子供の喧嘩の対処法について詳しくみていきます。
子供同士の喧嘩、保育士の対応方法は?
保育士が子供の喧嘩を見つけたらどのような対応をとればよいのでしょうか。
すぐに仲裁に入ることも一つの手段ですが、まずは子どもの喧嘩を大人の力で無理やり解決に導くのではなく喧嘩の原因を把握し、子供の気持ちを整理してあげましょう。
子供同士が喧嘩を始めた時、正確に状況を把握するために当事者の両方から話を聞いてあげましょう。
話を聞く際は子供に感情移入しすぎず、双方の主張を平等に受け止めてあげましょう。
どちらかが悪いと一方的に決めつけ頭ごなしに叱ってしまうと子供同士の関係だけでなく、保育士との関係も悪化しかねません。
仲裁をするときは、状況判断をしっかり行い子供も納得のいくようにしてあげましょう。
保育士が解決策を出すのではなく、子供に解決策を聞いてみるのも有効です。
喧嘩は子供の成長につながるチャンスでもあります。
子供同士に解決策を考えさせることで、子供自身が当事者意識を強く持つようになり喧嘩をした理由や仲直りの方法を真剣に考えるようになります。
また、時に自分にも非があることを認め反省することが出来るようになります。
保育士が止めなくてはいけない喧嘩とは?
先ほどは子供同士で解決したり、保育士が助け舟をだして解決する方法を見ていきましたが、次はすぐに止めなくてはいけない喧嘩についてみていきます。
どのような場合に保育士が中断させる必要があるのでしょうか。
- 激しいつかみ合いや殴り合いの場合
- 子供が大人の助けを必要としていると場合
- 当事者の片方に喧嘩の意思がなく一方的に受け身になってしまっている場合
- 一人に対して大勢が敵になっている場合
- 蹴ったり、噛みついたりとケガをさせようとしている場合
- 相手の存在を否定し傷つける場合
どんな状況であっても、保育士が第一優先するべきことは、子供の命を守ることです。
けがをさせたり、暴言を吐くといった行為があった場合はすぐに子供たちの間に入りその行為が「間違っている」ということを指導しましょう。
子供は人にけがをさせてしまったり、逆に暴力やひどい言葉をかけられると心に大きな傷を負ってしまいます。
子供が傷つかないようにするためにも保育士の教育・対処が重要なのです。
保育士が喧嘩の仲裁をする時の注意点
子供の喧嘩を仲裁する際に保育士は何を注意すればよいのでしょうか。
気持ちを聞く
まずは何があったのか両者が満足のいくまですべて話を聞いてあげます。
話を聞いている時は、子供を追い詰めたりしてはいけません。
追い詰められると心を閉ざして話を聞きだすことが出来なくなってしまいます。
同時に、責めたり問いただしたりしないようにしましょう。
平等に話を聞いてあげる
必ず双方の、もしくは全員の意見を聞くようにしましょう。
納得のいかないまま無理に仲直りしても本当の解決になりません。
心のモヤモヤを全て出させることで子供達もスッキリして解決に繋がるのです。
子供の気持ちに共感してあげる
子供は共感してもらえると安心感が生まれ、情緒が安定します。
そして喧嘩の状況を冷静に見ることができ相手の気持ちの理解につながります。
子供は状況や感情をうまく説明できないことがしばしばあるので保育士は決めつけたりせずに、子供の気持ちに寄り添って推測してあげることが大切です。
状況を整理する
そのあとに、保育士が状況を簡単に言葉で整理し子供同士の納得を得るようにします。
状況と気持ちを整理し何が起こってどう感じたのかきく
喧嘩の時にどう感じたのかを相応に聞き、子供同士がどこですれ違ってしまったのかを確認しうまく説明できていなかった部分を補ってあげましょう。
その時どうすればよかったかを聞く
喧嘩にならないためには、その時どうすればよかったかを一緒に考えます。保育士自身が答えを出さずに、子供メインで答えを出すことが大切です。
相手の気持ちを考える
喧嘩をしたことで相手の気持ちがどう変化したか、今どう感じているのかを考えさせます。
そうすることで思いやりを持てる子供に育ちます。
今どうするべきなのか
喧嘩が起こってしまった今、何をするのがベストかを一緒に考えます。謝る、話し合う等子供自身で答えを出せるようにしましょう。
これからどうしたいのかを聞く
これからも喧嘩した相手と仲良くしたいのか、友達でいたいのかを訪ねます。
そして最後は子供同士が、何がいけなかったのか、何を勘違いしていたのかを納得して仲直り出来たらベストです。
これらを注意しながら、子供の気持ちに寄り添って満足のいくまで話を聞いてあげることを意識してみて下さい。
保育園は子供にとって初めての社会生活の場!
子供はいつもパワフルで私たち大人に元気をくれます。
そして、子供は成長の過程でたくさんのことを学ぶのです。
今まで家族中心に生活してきましたが、保育園に入園するとコミュニティーの幅が一気に広がり、同年代の人達と関わるようになります。
その中で家では上手くいっていたことが保育園では上手くいかなかったり、自分の要求が通らなかったりと不満が生まれます。
その時に起こるのが人とのぶつかりであう喧嘩です。
喧嘩は社会生活を送るうえで起こりうるものであり、子供にとっては成長の良いチャンスになります。
保育士は面倒がらずに真摯な態度で向き合ってあげてください。
時にうまく対処しきれずに苦労することもあると思いますが、そんな時は今回取り上げた対処法や注意点を意識して取り組んでみてください。
きっと上手く解決に導けると思います。
環境が悪かったら転職も考えよう!
子供同士の喧嘩は子供同士の気持ちのすれ違いで起こることが基本です。
しかし、保育園の環境のせいで起こることもあり得るのです。
例えば、お散歩がなく、ずっと保育室に閉じ込められていたら子供もストレスが溜まり喧嘩が頻繁に起こるのは当たり前ですよね。
保育士の方は喧嘩の対応で1日追われることもあるでしょう。
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