保育士が子供に折り紙を教える理由とは?実はたくさんのメリットがある!
2018.11.01
保育士がするべき折り紙の教え方とは?
子供にとって折り紙は難しく戸惑ってしまう子も多くいます。
折り紙をするときは保育士の指導が重要です。
そこで今回は子供に折り紙を教えるときのポイントをまとめてみたいと思います。
初めて折り紙をする際には、簡単なものから教えてあげましょう。
簡単なものの例として「かぶと」や「飛行機」などがあります。
作り終わった後に遊べるものを作ると、子供はより折り紙が楽しくなります。
また、子供が興味のあるものを選びましょう。
動物が好きな子やお花が好きな子、乗り物が好きな子など様々ですが、その子の希望に沿って簡単なものを一緒に作ってあげると効果的です。
折り紙には様々な技術が凝縮されています。
中でも誰もが一度は作ったことがあるであろう「つる」には多くの技術が必要とされるため、「つる」を一から丁寧に教えてあげると他のものにも応用が利きます。
「つる」の作り方を習得することで作品の幅が広がります。
作る際はまず初めに保育士自身が見本を作り、子供に完成のイメージをつけさせることが重要です。
イメージがあると子供は折り方や形を想像しながら作成しやすくなります。
折っていく際には、隣に座って山折り・谷折りなどの折り方を教えてあげましょう。
きれいな仕上がりにするためにも折り紙で最も重要なポイントである「角を合わせる」ことを子供に伝えてあげましょう。
完成したら子供をしっかり褒めてあげましょう。
これらを保育士が意識して行うことが子供の成長を促します。上手にできる子、苦手な子がいますが柔軟に対応し子供のやる気を高めてあげられると良いです。
折り紙が子供にもたらす効果とは?
皆さんはきっと幼いころに折り紙をした経験があるのではないでしょうか?なぜ難しい作業である折り紙を保育園で教えるのでしょうか。
ここでは、折り紙にはどんなメリットがあるのかを紹介していきます。
子供にとってのメリットは5つあります。
集中力と忍耐力がつく
折り紙には細かな作業が多いので、集中力が鍛えられます。
また、作業途中で迷ったり間違えたりすることがありますが、その時にもう一度挑戦しようとトライすることで粘り強さが生まれます。
考える力が育つ
折り紙は最初誰かから教わり、作業工程を覚えます。
また、完成品を見ることでこれはどのような折り方をしているのだろうと考えを巡らしたりすることで想像力がつきます。
折り方による完成の形を理解して、完成形を想像することは同時に思考力も鍛えられます。
本などで折り方を見ながらまねることも思考力の向上につながります。
手先が器用になる
折り紙を折る工程では複雑な手先の動きが必要になります。
頭を使いながら指先を動かし作成していくことで、自然と手先のトレーニングをしているのです。
空間認知力がつく
完成した作品を見ることで、その折り紙を立体としてとらえ距離感や奥行をつかみます。
これらを理解したうえで再現することで空間認知能力がつくのです。
コミュニケーション能力がつく
折り紙を作る際に、教えてくれる人(おじいちゃんやおばあちゃん、両親、保育士、友達)と関わり合いながら作成することが多いと思います。
折り紙は年齢を問わないため、様々な年代の方と触れ合うことが出来ます。
いろいろな人と触れ合うことでコミュニケーションの幅が広がります。
折り紙を通して交流の幅を広げるいい機会になります。
折り紙で作れるものをご紹介!
最後に、子供と一緒に簡単に作れる折り紙を紹介します。
折り紙では工夫次第で無数に作ることが出来ます。
動物に関するものだと、ダルメシアン、レッサーパンダ、猫、犬、ハムスター、コアラ、サル、ウサギ、タヌキがあります。
果物・野菜に関するものにはイチゴ、リンゴ、カキ、スイカ、トマト、バナナ、ブドウ、モモ、パイナップル、カブ、カボチャ、ニンジン、大根、トウモロコシ、キャベツ、ピーマン、マツタケがあります。
洋服に関するものだとシャツ、セイラーフク、スカート、ワンピース等があり、花に関するものには、アジサイ、カーネーション、スイレン、椿、モミジ、イチョウ、バラ、ひまわり、梅、桜などがあります。
また、季節に関するものでは、
つる、鏡餅、羽子板、絵馬、扇子(1月)
鬼の豆入れ、こん棒、かしばこ(2月)
ひな人形、ひしもち、びょうぶ、ぼんぼり、青虫、うぐいす(3月)
などがあります。
これらをうまく組み合わせて作成すると折り紙で簡単な絵本を作ることもできます。
雨の日や休日に子供と一緒に楽しみながらたくさんの面白いものを作成して過ごすのも良いですね。
子供との折り紙でコミュニケーションをとろう!
今まで意識せずに慣れ親しんできた折り紙には、たくさんのメリットがあり驚いた方も多いのではないでしょうか。子供と楽しみながら折り紙をすることで、自然と子供の集中力や思考力を鍛え、コミュニケーション能力が向上していると考えると一石二鳥ですね。
折り紙は様々な用途で使われており、ジャンルがたくさんあるのでこの機会にぜひ子供の興味のあるものを一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
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