【必見】保育士に学歴は必要不可欠?保育士と学歴の関係とは?
2020.01.15
保育士になるときに学歴はどのように関係してくるのでしょうか。
もしかして学歴が凄く関係してくるの?と不安になる人もいると思います。
今回は保育士にとって学歴がどのように関係してくるのかを詳しく見ていきましょう。
保育士に学歴は関係ない
保育士になるのに大きく学歴が関係することはありません。
基本的に最終学歴が中学卒業であった場合であっても、大学卒業の場合でも変わりなく保育士になることはできます。
しかし、初任給や取得することのできる免許の違いに学歴が関係することはあります。
学歴別に保育士になる方法は違うの?
保育士になるには二つの方法があります。
- 都道府県知事の指定する保育士を養成する学校その他の施設を卒業する
- 保育士試験に合格すること
この条件をどちらか満たすことで保育士になることができます。
学歴によっては1の方法でしかくを得られなかったり、2の試験を受験するための条件に違いがあります。そこで、大学、短期大学・専門学校、高等学校、中学校でのそれぞれの違いを見ていきましょう。
大学の場合
大学には指定されている学校があるので1の方法で保育士資格を得ることができます。
2を受験するためには、保育士とは関係ない学部・学科であっても、大学を卒業または2年以上在学+62単位以上修得している必要があります。
在学中でも受験年度内に条件を満たす見込みがあることで受験資格を得られます。
また中退であっても上記の条件を達成することができていれば受験資格を同様に得られます。
短期大学・専門学校の場合
短期大学・専門大学も大学同様に1の方法で資格を得ることができます。
2の条件として保育士に関係ない学部・学科でも短期大学卒業または在学中で卒業見込みであれば試験を受けることができます。
専門学校は短期大学とおおよそ同じ条件ですが、追加条件として修業年限2年以上の専門課程であることが必要になります。
ちなみに修業年限とは学校の過程において教育する期間のことです。
高等学校の場合
高等学校には指定されている学校がないため1の方法で資格を得ることはできません。
2の試験を受験するための条件を満たし合格することで保育士資格を得ることができます。
高等学校の場合は卒業年月日により条件が異なります。
平成3年3月31日以前に高等学校を卒業している場合又は平成8年3月31日以前に保育科高等学校を卒業している場合はその時点で受験資格を有していることになります。
この卒業年月日は受験資格を有している理由は受験資格が途中で変更されたため、変更前に条件を満たしている人に対しては受験資格を認めることになっているからです。
またこの条件をクリアすることができていないとしても、実務経験の条件「児童福祉施設で2年以上かつ2880時間以上児童の保護に従事した経験がある」を満たすことで受けられます。
中学校卒業の場合
中学校の場合も高等学校と同じく1の方法で資格を得ることはできません。
2の受験条件としては高卒の場合と少し似ていて「児童福祉施設で5年以上かつ7200時間以上児童の保護に従事した経験がある」を満たすことです。
これらの方法で保育士になることができます。
学歴は転職や就職のキャリアに関係ある?
ここまでは保育士になるのに学歴が関係あるのかについて見てきました。
実際のところ保育士になってから、キャリアに学歴が関係してくるのでしょうか。
実際は保育士が転職・就職する場合、学歴が採用に影響することはほとんどありません。
また、初任給や幼稚園教諭免許の取得には少し学歴による違いがありますが、保育士の学習環境が整ってきていることや働くうちに昇給することで追いつく範囲であることから、カバーすることができるため心配することはありません。
現在、日本では待機児童や保育士不足というような深刻な問題を抱えています。
保育士になることを少しでも考えている人は学歴を気にすることなく、保育士試験に挑戦してみましょう。
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