転職で有利!仕事で役立つ!保育士おすすめ資格7選
2017.06.13
今の時代の保育士は、以前に比べて高いレベルを求められる職業となっています。保育業界のレベルが上がっているので保育士もそれに伴ってスキルアップしていく必要があります。
転職においても同じことが言えて、保育士の資格しか持っていない人よりも他の資格も持っている人の方が優先的に採用されます。保育士以外の資格を持っていると転職の時に有利になるだけでなく、将来的に何かあっても安心です。
また、質の高い保育を行うために資格を取得する保育士が増加しています。資格を取得することは「転職で有利」「仕事で役立つ」の2つのメリットがあるようです。
ここでは今、保育士が取得すべきな、転職で有利に働き、仕事で役立つ資格をご紹介していきます。
資格は本当に保育士の転職・仕事で役立つ?
役に立つ、有利に働くと言われてもにわかには信じがたいですよね。
まずは保育士の転職において資格がどの程度役立つのかご説明します。
転職では確実に有利に働く
結論から言うと保育士の転職において相当有利に働きます。何故かと言うと保育士は資格がなくても働くことができる仕事だからです。
この場合正確には「保育補助」という扱いになるのですが、専門知識がなくても働いている人が多いのが保育業界です。
だからこそ資格を持っていると抜きん出た存在になり他人と差をつけることができます。
待遇の良い人気の職場に採用されるためにはスキルの高さをアピールする必要がありますよね。
資格はわかりやすくスキルをアピールできるツールなのでぜひとも取得しておきたいものです。
取得していないと働けない施設もある
「認定子ども園」という施設を知っていますか。認定こども園とは保育園と幼稚園の良いところを組み合わせた施設で近年増加しているのですが、採用のためには保育士資格の他に幼稚園教諭の免許が必要になります。
このように資格がないと働けない、採用の可能性がない施設もあります。
転職の選択肢が広がる
多く取得しておくことで働き方の選択肢が広がります。
今後もずっと保育士として働いていくかは分かりませんし、別な仕事に転職する可能性もありますよね。
自分のやりたいことができるように多くのスキルを身に付けておくと安心です。
仕事で活かせる場面が多い
保育士は他の職業に比べて資格を活かせる場面が多いです。子供と接する仕事なので役立つ資格も多数存在します。
また、プライベートでも活かせる場面が多いことも保育士関係の資格の魅力ですね。
保育士転職・仕事で役立つ資格①「幼稚園教諭」
幼稚園教諭はその名の通り幼稚園の先生になるための資格です。
持っていると保育園だけでなく幼稚園で働くこともできます。
保育園も幼稚園も小さなお子さんを預かるという点では大差ないので、持っておいて損はないですね。
幼稚園教諭の資格取得方法
幼稚園教諭には1種免許状、2種免許状、専修免許というものがあります。
それぞれにそこまでの大きな違いはありませんが、働く施設によっては給料に多少差が出てくるようです。
基本的には大学に通う必要があるのですが、保育士取得後に3年以上の実務経験があれば認定試験を受験することができます。
合格すると2種免許状が取得できます。残念ながら大学に通わない限り1種免許状は取得できません。
資格取得によるメリット
平成27年から「認定こども園」への移行が促進されています。
認定こども園とは簡単に言うと、幼稚園と保育園の両方の良さを組み合わせた施設で、職員として働くためには保育士、幼稚園教諭の免許状の両方が必要になります。
今後も認定こども園は増えていくことが予想されるので、保育士だけでなく幼稚園教諭も合わせて持っておく方がよいことが分かります。
資格の取得難易度は高め
幼稚園教諭は合格率が10%に満たないのが現状です。
簡単に取得できるものではないからこそ、持っていることは転職においてかなりのアドバンテージになります。
できる限り早いうちから勉強に取り掛かり、取得を目指すことをお勧めします。
保育士転職・仕事で役立つ資格②「チャイルドマインダー」
チャイルドマインダーとはイギリスで生まれた少人数保育のスペシャリストを示す資格です。
日本では少人数を自宅などで預かる場合の民間資格ですが、イギリスでは国家職業資格として認められています。
チャイルドマインダーはただ子どもを預かるだけでなく、教育や健康管理も行います。メディアで取り上げられることも多く、今注目度の高い資格です。
チャイルドマインダーの資格取得方法
チャイルドマインダーを取るためには取得のための講座やスクールを受講する必要があります。また、養成講座を受講し修了証を受け取った後、チャイルドマインダー検定試験に合格しなければなりません。
独学では取得できないので信頼性が高い資格とも言えるでしょう。
通学講座から通信講座まで種類は様々なのでご自分の生活スタイルに合ったものを選んで受講しましょう。
チャイルドマインダーの資格取得のメリット
チャイルドマインダーが少人数保育のスペシャリストならば、保育士は集団保育のスペシャリストと言えるでしょう。
集団というのは一人ひとりが集まってできていますから、少人数を相手にしても対応できるスキルは保育士に必須です。園児に個別で対応しなければならないこともありますし、特に小規模保育園になるとチャイルドマインダーのスキルが非常に役に立つことでしょう。
チャイルドマインダーは民間資格ながら信頼性が高いので、持っておくと保育士の転職で有利に働きますよ。
保育士転職・仕事で役立つ資格③「ベビーシッター」
ベビーシッターはよく聞くフレーズだと思います。
実はベビーシッターをすることに対して資格は必要ありません。
ですが、ベビーシッターという資格は存在しますので、保育士と合わせて持っておくと良いでしょう。
ベビーシッターの資格取得方法
ベビーシッターの資格を取得するには認定試験に合格する必要があります。
受験には年齢や実務経験などの条件があり、満たしていなければ受験は出来ません。
合格率も80%以上の比較的簡単な試験なので、受験条件を満たしているならばぜひ受験するべきです。
ベビーシッターの資格取得のメリット
先ほど紹介した2つに比べると劣りますが、ベビーシッターは保育士の転職でも有利に働きます。
保育を行うことができるという資格なので持っていて損はないですね。
共働きの夫婦も増加傾向にあるので、今後需要は高まりそうです。
保育士転職・仕事で役立つ資格④「絵本専門士」
絵本専門士とは、絵本に関しての高度な知識と技能・完成を持った絵本の専門家のことです。
子どもの読書活動を充実させるために読書の専門的な知識を持つ指導者を養成するために創設されました。
読み聞かせ・ワークショップなどの絵本を使う活動や絵本に関する指導・助言など幼稚園・保育園・学校・図書館など様々な場所で活動できます。
絵本専門士の資格取得方法
絵本専門士の資格を取得するためには絵本専門士養成講座を受講する必要があります。
また講座を受講するためには絵本に関する知識・経験を備えていなければならず、以下のような条件を満たしている必要があります。
- 子どもや絵本に関する資格を有する
- 絵本に関わる実務経験が3年以上ある
- 絵本に関わる活動に3年以上携わっている
- 絵本学・児童文学・美術学についての研究実績を有する
受講条件を満たし選考に合格すると養成講座を受講できます。
絵本専門士の資格取得のメリット
仕事の中で子どもに絵本の読み聞かせをすることもあるでしょう。
絵本に対して深い知識があれば、よりこどもたちの心に響くような読み聞かせができます。
楽しみながら取得できるユニークな資格として保育士の中でも非常に人気の高い資格になっています。
保育士転職・仕事で役立つ資格⑤「リトミック指導者インストラクター」
「リトミック」とはスイスの音楽家が提唱した子どものための音楽教育手法のことを指します。
音楽に親しむことで音楽に対する感受性や協調性・集中力などを育む目的があります。
リトミック指導者インストラクターとは、そのような「リトミック」を子どもに指導する資格のことです。
リトミック指導者インストラクターの資格取得方法
リトミック指導者インストラクターの資格を取得するためには養成学校似通ってカリキュラムを受ける必要があります。また、リトミックは実演・実技に重きを置いているため、通信制ではなく通学制の講座が多いです。
リトミック指導者インストラクターの資格取得のメリット
保育士の仕事ではピアノを弾いたり、歌を歌ったりと音楽に関係する仕事が多いです。
保育園で行う音楽活動にリトミックの知識が役に立つこと間違いなしです。
保育士転職・仕事で役立つ資格⑥「救命技能認定」
救命技能認定は保育士に限らずどんな職業でも役に立ちます。
心肺蘇生、AEDの使い方、応急手当など大切な人の命を守るための資格です。
救命技能認定の資格取得方法
まずは消防庁が開催する救命講習に参加しましょう。
最初の講習は時間が短く簡易的なもので取得できるのは受講証のみです。
その後さらに上級の講習を受けることで救命技能認定証を取得できます。
救命技能認定の資格取得のメリット
保育士という仕事は子どもを預かる仕事ですが、同時に命を預かっているためそれだけ責任も大きいです。子どもに何かあったときには応急処置の有無が生死を分ける場合もあります。
応急処置に関しては最低限の知識を身に着けておくべきです。
保育士転職・仕事で役立つ資格⑦「保健児童ソーシャルワーカー」
保健児童ソーシャルワーカーとは、子どもを心理的な面と医療的な面から支援する資格です。
いじめ・不登校・虐待などの問題を抱えている子どもをサポートします。
保健児童ソーシャルワーカーの資格取得方法
取得するには、まず特定の学校で専門教育を履修します。
その後全国統一試験に合格することで取得できます。
また、試験は年に2回しか行われていないので機会を逃さずに受験しましょう。
保健児童ソーシャルワーカーの資格取得のメリット
保育士は子どもの心のケアをすることも大切な仕事です。
幼少期に受けた心の傷は一生残ってしまいますので、保育士の人のサポートがとても重要です。
そんなときは保健児童ソーシャルワーカーのスキルが役に立ちますよ。
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