保育士って国家資格?民間資格?役立つ資格も紹介!
2017.07.10
保育士というのは保育所で子どもの保育を行うための立派な資格ですが、その他にも世の中には「資格」というものが多く存在します。
また、資格と一言で言っても資格というのはさらに「国家資格」と「民間資格」に分けられることをご存知でしょうか。
ここではそれぞれの資格の違いや保育士が持っておくと役立つ資格などについてご紹介します。
保育士はどっち?国家資格と民間資格
同じ資格でも「国家資格」と「民間資格」では大きく違います。それぞれの違いを資格例も合わせてご説明します。
国家資格とは
国家資格とは、簡潔に言うと「国の法律が定める資格」です。
国の法律に基づいて国または国の委託を受けた機関が認定します。
法律に基づくため信頼性が高く、国家資格を持つことである程度の社会的地位が保証されます。
また、特定の職業に就くために必須な資格であったり、職場に有資格者がいることが義務付けられている業界があったりなど一定の社会的ニーズがあることも特徴です。
主な国家資格の例
主な国家資格の例は以下のとおりです。
- 弁護士
- 医師
- 看護師
- 幼稚園教諭
- 保育士
- 栄養士
- 介護福祉士
よって保育士は国家資格に該当することがわかりますね。
業務に必要不可欠で世間に必要とされる資格であるため、取得する難易度は高めになっています。
民間資格とは
民間資格とは、民間団体や企業、学校などが独自の審査基準で認定する資格のことです。
法律で基準などが定められているわけではないため、世の中に無限に存在しています。
民間資格は社会的な信頼度、取得の難易度が資格によって大きく異なり、民間資格でも働く上で必須となるケースもあります。
また、認知度が低い民間資格も多く、すべてを把握するのは実質不可能といえます。
主な民間資格の例
主な民間資格は以下のとおりです。
- TOEIC
- TOEFL
- 英語検定
- ファイナンシャルプランナー
- インテリアプランナー
- マルチメディア検定
上記の他にも多くの民間資格が存在しています。
保育士に役立つ国家資格とは
保育士が国家資格であることは分かりました。それだけ保育士は世間に必要とされている仕事なのですね。
ではここからは保育士が持っておくと仕事に役立つ、転職に有利になるような国家資格の一例をご紹介します。
国家資格を複数持っていれば社会的地位もかなり向上しますよ。
幼稚園教諭
保育士資格に最も近い国家資格が幼稚園教諭であり、保育士資格と幼稚園教諭の資格の両方を持っているという方は少なくありません。。
あくまで「教育」と「保育」で目的が違いますが、幼い子どもを相手にするという点では同じです。合わせて持っておくと転職でも有利になります。
また、「認定こども園」という保育士と幼稚園教諭の資格の両方が必要になる施設も増えているので、取得しておいて損はありません。
ただし、保育士以上に幼稚園教諭の資格は取得するのが難しいということは頭に入れておいてくださいね。
看護師
一見「保育」と「看護」でそこまで近いようには思えませんよね。
ですが最近は「院内保育」という保育士が病院内で保育を行う仕事があります。
医学的な知識はそこまでいらないのですが、病院で働くことになるので看護師のスキルは非常に役立ちますね。
保育士に役立つ民間資格とは
民間資格は無数にあるため、保育士の仕事に役立つ資格が多く存在します。
国家資格に比べると取得難易度が低いので、時間に余裕があるという方は試験を受けてみるのが良いでしょう。
それでは保育士と合わせて持っておきたいものをご紹介します。
チャイルドマインダー
チャイルドマインダーとはイギリス発祥の資格で、少人数保育のスペシャリストのことを指します。
日本では民間資格ですが、発祥のイギリスでは国家資格になっています。それだけ国家資格に近く、信頼性も高いです。
取得のためには講座を受講しなければならず、独学では資格を得ることができません。
民間資格にしてはハードルが高い資格となっています。
ベビーシッター
社会的認知度が非常に高いベビーシッターですが、こちらも民間資格です。
認定試験に合格すれば取得することができますが、年齢や保育業務経験などの条件を満たしていなければ受験することができません。
8割以上の合格率なのでチャイルドマインダーに比べると容易に取得できる資格となっています。
多くの資格を取って保育士の仕事につなげよう!
まとめると、国家資格は社会的信頼性が高い分取得が難しく、民間資格は社会的信頼性、取得難易度ともに様々である、ということになります。
資格を得るためには講座を受講したり実務を経験したりなど多くの時間を必要としますが、保育に役立つものもありますのでぜひチャレンジしてみることをおすすめします。
多くの資格を取得して、保育士としてのキャリアにつなげましょう。
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