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【解説】小学校教員免許があれば保育士になれる?

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子どもに寄り添う小学校教員

子どもが好きなので子どもを相手にする仕事がしたいと思ったら、「保育士」と「小学校教諭」は必ず候補に上がります。

それぞれ資格を得るには専門的な知識やスキルなどが必要になりますが、実は小学校の先生が保育士になれるかもしれないという話があるのをご存知ですか?

このページでは保育士と小学校教諭の関係や教員免許取得のメリットについてお話します。

小学校教諭と保育士との違いとは

そもそもほとんどの人が小学校教諭とはどのような資格なのか詳しく知らないと思います。

6歳~12歳の間は保育園と幼稚園のように2パターンあるわけではないので、ほぼ全員が小学校に通ったことがありますよね。小学校の先生といえばなんとなくイメージし易いと思います。

まずは小学校教諭がどのような資格なのか、保育士との違いについても触れながら見ていきましょう。

小学校教諭とは

小学校の先生として小学1年生~小学6年生までの児童を相手に仕事をします。

勉強を教えるだけではなく、登下校や給食、人間関係など社会で生きるために必要なことを学ばせるのが仕事です。

中学・高校の教諭との大きな違いは小学校の場合はすべての教科を教えなければならないことです。

子どものうちに受けた教育や磨いた感性は将来に大きな影響をおよぼすので、人間の将来を左右する大切な仕事であると言えますね。もちろんこれは保育士にも同じことが言えます。

免許の取得方法

教員ですので働くためには勿論免許の取得が必須です。

教職課程のある大学に行き、カリキュラムを修了しなければ免許を取得することはできません。

また、小学校教諭免許は取得した学校種によって3種類に分かれています。4年生大学の場合は1種免許状、短大の場合は2種免許状、大学院の場合は専修免許状という名称になります。

ちなみに教職課程を履修しなくても教員資格認定試験に合格すれば2種免許状が取得できます。

就職するには

小学校は公立と私立に分かれていて、公立小学校の場合は都道府県ごとの教員採用試験、私立小学校の場合は学校ごとの教員採用試験に合格すると就職できます。

公立の場合は都道府県ごとに倍率が大きく異なり、地方に行くほど採用人数が少ないため倍率が高いです。

必要な心構え

小学校の先生に必要なのは「教育する力」と「子どもへの愛情」です。

保育士同様に子どもが好きでないとやっていけない仕事だと思います。

子どもが幼いということもあり、保護者と接する機会も多いので関係づくりも大切になります。

小学校教員免許があれば保育士になれるのか

ここからは数年前に話題になった「小学校の先生が保育士になれるのか」ということについてお話していきます。

保育業界は多くの問題を抱えていて状況が目まぐるしく変化します。

頻繁にニュースをチェックするなどして世間に目を向けましょう。

小学校教諭を保育士に

数年前から保育士の不足が大きな問題になっています。

そこで幼稚園教諭と小学校教諭の免許を持つ人を保育士として働けるようにしたらどうかという案が出されました。

結論から言うとこの案はまだ検討中で実施に至っていません。よって保育士として働くためには保育士資格が必要なのでお気をつけください。

今後の動向に注目してください。

小学校教諭の保育士採用への期待

小学校教諭と幼稚園教諭が保育士になれれば、転職の選択肢として保育園が挙がるようになります。

保育業界に人が流れればそれだけ保育士不足の改善に繋がります。

また、教育に精通している保育士が増えることで、より良い保育や多様な保育につながることも期待できます。

小学校教諭の保育士採用への懸念

期待の声が挙がる一方で懸念材料が多いのも確かです。

それぞれの資格で学んできたことや培ってきた経験が異なるため、保育の質が落ちてしまうのではないかということが懸念されています。幼児の時期は自己肯定感等人として生きる基盤を作る大切な時期なので質を劣らせるわけにはいかないと保育士の皆さんは思っています。

また、保育士からするとそのようなややこしい対策をするよりも、純粋に給料を上げたり残業の対策をしてほしいと思いますよね。一番の保育士不足の原因は労働環境が悪い、低賃金という所が問題だと早く政府に気づいてほしい所です。

教育と保育は全く違うものなので、どれだけ保育の質を保てるかが今後の課題になってくるでしょう。

2017.07.11
子どもが好きなので子どもを相手にする仕事がしたいと思ったら、「保育士」と「小学校教諭」は必ず候補に上がります。それぞれ資格を得るには専門的な知識やスキルなどが必要になりますが、実は小学校の先生が保育士になれるかもしれないという話があるのを...

保育士資格と小学校教員免許を取得するメリット

保育士と小学校教諭は関係がある資格ということがわかりました。

では保育士資格と小学校教諭の免許を両方取得するメリットはどこにあるのでしょうか。以下に例を挙げておきます。

  • 人生を左右する時期に携われる
  • 園長・校長の兼任ができる
  • それぞれの業務に活かせる

なかなか両方の資格を持つ人は少ないですが、解説していきます。

人生を左右する時期に携われる

保育園と小学校で働くことができるということは子どもの0歳から12歳までに携われるということです。

今後の人生がどのような方向に進むのかを左右するとても大事な時期です。

責任が重い仕事ですが、だからこそやりがいを感じやすいです。

園長・校長の兼任ができる

働く以上は将来的に管理職を目指しますよね。

両方の資格を持っていると園長と校長の兼任ができる可能性があります。

それぞれの業務に活かせる

保育園を卒園して小学校に入学して、というように連続性があるので業務の中でそれぞれの知識を活かすことができます。

小学校に上がる前に教えておいたほうがいいな、保育園でこれを学んでいるだろうからこういう指導をしよう、と繋がりのある業務を行うことができます。

どちらかに特化することになったとしても絶対に役立てることができますよ。

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