保育士の年度途中での転職は避けるべき?どうしても転職するなら?
2017.08.28
仮に仕事を辞めるとなった場合、出来る限り円満に退職したいですよね。
保育士の円満退職において大事なのは退職時期です。できれば年度途中で退職するのはやめましょう。
ここでは、保育士の転職は年度途中を避けたほうが良い理由とやむを得ず年度途中に転職する場合の対処法をご紹介します。
保育士が年度途中の転職を避けるべき理由
保育士は急でなかったとしても年度途中で転職することはなるべく避けたほうが良いでしょう。
その理由について説明します。
保育園は4月からスタート
保育士の仕事には4月から3月までというサイクルがあるため、中途半端なタイミングでやめられるとさまざまな弊害が生じます。
一般企業のように1日単位、1ヶ月単位で仕事に取り組んでいるわけではないため、出来る限り年度末まで働いてほしいと施設側は考えています。
学校の先生が年度途中で辞めることが少ないのと同じことですね。
子どもや保護者への影響
年度途中で先生がいなくなると、子どもたちに不安を感じさせてしまいます。
時間をかけて築いた子どもたちとの信頼関係も全て失われます。
また、子どもに影響を与えてしまうということは、同時に保護者にも影響が及ぶ場合が考えられます。職員が減って大丈夫なのか、とクレームがくる恐れもあります。そうなると施設の信頼も失いかねないのです。
保育士転職に不利に働く可能性
採用担当者は年度途中で退職される施設側の気持ちを知っています。
理由によっては、転職に不利に働いてしまう可能性があるのです。もしも転職が自分勝手な理由であれば、「この人は社会人として配慮が足りない」「自分の事しか考えていない」といった悪いイメージを抱かれてしまいます。
最悪この経歴のせいでどこの面接でも落とされるということになりかねません。
不利になりたくないのであれば、年度途中の転職は避けましょう。
保育士の転職に適したタイミングはいつ?
では、保育士の転職に適しているタイミングはいつなのでしょうか。
職場への配慮を欠かないおすすめのタイミングをご紹介します。
ベストは年度末
先ほどから説明する通りで、どんな事情があるにしろ、退職するタイミングのベストは年度末です。職員の入れ替えが起こりうるタイミングであり、総合的に考えて最も迷惑がかからない時期であることは間違いありません。
いつ転職しても構わないという場合は年度末の退職を目指して行動してください。
行事の終わり
やむを得ず年度途中に退職する場合は、行事を考慮してタイミングを決めましょう。
運動会などの行事がある時期の保育士はとても忙しいです。行事の準備中に辞められると相当な迷惑になります。
行事が終わって仕事が落ち着いてきた頃に退職するのが良いでしょう。
後任が決まってから
保育士業務は仕事量が多いため、1人欠けるだけで他の保育士の負担が急増します。
よって、おすすめなのは後任が決まってからの退職です。引き継ぎをうまく行うことができるため、他の職員の負担が軽くなります。
ただし、職員の採用にはかなりの時間を要します。後任が決まってからの退職を希望する場合は、かなり早いタイミングで転職する旨を伝える必要があります。
保育士がどうしても年度途中に転職するなら?
いくら避けるべきだと言われても、病気や家族の事情などでどうしても辞めなければならないこともあります。
その場合はなるべく迷惑がかからないような退職を目指しましょう。
保育士が年度途中に転職する場合のポイントをご紹介します。
転職することは早めに伝える
法律上は2週間前に申し出れば退職できるのですが、退職しなければならないことがわかったら早めに上司に報告しましょう。
新しい保育士を採用したり、仕事を現職員に割り振ったりと何かしらの措置がされるはずです。
社会人のマナーとしても1ヶ月以上前には退職する旨を伝えられると良いと思いますよ。
引き継ぎをきちんと行う
自分が退職したあとは誰かがあなたの業務を引き継ぐことになりますよね。
すでに引き継ぎの相手が決まっているのであれば、なるべく早い段階から引き継ぎ作業を行いましょう。自分がいなくなっても滞りなく業務が行えるまで教えてあげてください。
口頭や実践で教えるのもそうですが、要点を押さえたメモなどを用意しておくと親切です。
引き止められることを想定しておく
年度途中で辞めるとなれば高い確率で引き止められます。
退職が決まっているのであれば辞めにくくなるのは困りますよね。
引き止められたときのために正当な理由を用意しておきましょう。
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