トラブル回避!保育士の円満退職の3つのコツ
2017.06.13
転職するならば、現在働いている施設から退職しなければなりません。
それまでお世話になっていたわけですし、辞めると伝えなければならないのは心苦しいかと思います。
職場に対して不満があり転職するのだとしても、トラブルにならないように円満に退職したいですよね。
自分勝手に退職を進めると、施設側からの反感を買い、トラブルの元になります。
ここでは転職する保育士の方がトラブルを回避するために円満退職するコツについてご紹介します。
保育士が円満退職するコツ①「退職時期を考えよう」
退職することを決めたのならば、最初に考えるべきことが退職時期です。
保育士側の都合だけでなく施設側の都合も考えなければなりません。
退職時期によって転職活動も大きく左右されるので、きちんと考えておくのが良いでしょう。
転職先が決まってから辞める?
次の転職先が決まるまで現在の職場で働き続けるのか、退職してから転職先を探すのかは個人の自由です。
働きながら転職活動をする場合は金銭面の心配はいりませんが、時間をうまく使わないと活動自体がスムーズに進みません。
退職してから転職活動を始める場合は、活動に集中することができますが、無職の期間ができるため十分な貯蓄が必要になります。
多くの保育士の方が働きながらの転職活動を行っていますが、自分に合った方法を選択してください。
退職金の確認
退職金は退職時期によって変わる場合があります。
雇用規定などを確認して、減額されないような時期を検討しましょう。
また、退職の旨を伝えてしまうと賞与の減額につながる恐れがあります。
辞職を伝えるタイミングが賞与査定の前にならないように調整しましょう。
保育士が円満退職するコツ②「退職する意思を伝えよう」
転職する保育士の方からすれば前々から考えていたことかもしれませんが、施設側からすれば「辞める」と突然言われることになります。
伝えるタイミングと内容には配慮が必要ですね。
転職した保育士が退職することをいつどのように伝えるべきなのかをお話します。
まずは直属の上司に相談
いきなりやってはいけないことが、園長に話してしまうこと、同僚に話してしまうこと、退職願を出すことです。
ゆくゆくは必要なことですが、円満退職のためにまずは直属の上司に相談しましょう。
退職する1~2ヶ月前に伝えるのが良いでしょう。
退職理由はなるべくネガティブにならないように
転職する理由は「給料・待遇の面での不満」「保育士同士の人間関係」などネガティブな理由が多いです。
引っ越し、結婚などの前向きな理由でない場合は伝え方を少し工夫しましょう。
なるべく施設や他の保育士のせいにするのではなく、自分には合わなかったというようなやむを得ないという方向性の理由にしましょう。
もちろん正直に話しても何の問題はありませんが、あまり良い顔はされないでしょうね。
転職先が決まってからでも遅くない
働きながら転職活動を敷いている場合は、内定が出てから退職することを伝えても遅くないです。
内定は1ヶ月程度は待ってもらえるので、無職の期間を作らずに転職することができますね。
あまり早い段階で伝えてしまうと、万が一転職に失敗したときに職場に居づらくなってしまいます。
焦って伝える必要はまったくありません。
保育士が円満退職するコツ③「退職の準備をしよう」
保育士として退職する前に行わなければならないことや退職後必要になるものなどを用意しておくことが大切です。
施設側に迷惑をかけずにスムーズに退職手続きを進められます。
事前に準備しておくことが円満退職にもつながります。
退職願の用意
辞めることを伝えるタイミングで出す必要はありませんが、念のため用意しておくことをおすすめします。
退職願を書く経験はない人がほとんどだと思うので、提出する前に誰かに確認してもらっても良いと思います。
フォーマットが既に用意されている場合はそれに従って記入しましょう。
黒の万年筆を利用するのが一般的です。
引継ぎの準備
退職する前に自分が担当していた仕事の引継ぎを行いましょう。
直接教えるのも良いですが、文書などにまとめておく方が後々便利です。
自分がいなくなった後の職場をイメージして、滞りなく業務がこなせるように引継ぎを行いましょう。
利用物の返却・処分
保育士の業務の中で利用するために職場から借りていたものの返却準備をしましょう。
また、書類などの不必要なものは上司に確認を取り処分しましょう。
また、返却物や処分物の中でも個人情報に関するものには十分注意してください。
円満退職で安心の転職を
実は保育業界は狭い世界で、悪いうわさはあっという間に広がります。
強引な退職で職場に悪い印象を与えると、他の施設にも保育士としての悪いうわさが伝わってしまうこともあります。
最悪の場合、内定取り消しや解雇されてしまうこともあるかもしれません。
波風立てない円満な退職を行って安心して次の職場で働けるようにしましょう。