【絶対合格】保育士試験の実技はこれで合格だ!対策法まとめ
2018.02.20
保育士試験に合格した人たちから保育士試験の実技についての話を聞くと「筆記さえ通れば大丈夫!」「実技で落ちることなんてないよ!」という声が多く挙がりました。しかし、業務経験がない人や実技に自信がない人はどうしても不安ですよね。ここでは保育士試験の実技について合格率や内容、対策法をご紹介します。
保育士試験の実技の合格率は?
簡単だとささやかれる実技試験ですが、その合格率は8割以上のようです。合格すれば実技試験にすすめる筆記試験の合格率は2割しかありませんから、たしかに実技試験は簡単なのかもしれません。しかし、逆に言えば約2割は落ちているわけですから油断はできませんね。
試験は「音楽」「造形」「言語」の3分野からなる
実技試験は大きく分かれて3つの分野に分かれています。全てを受験しなければならないわけではなく、3つのうち2分野を選択することになっています。3分野の詳細はそれぞれ以下の通りです。
実技試験①【音楽表現】
音楽表現の試験は課題曲の中から2曲をピアノ・ギター・アコーディオンのいずれかで弾き語りすることです。楽譜の持ち込みは可能ですし、歌うのは1番のみでOKです。ただしピアノ以外の楽器を用いる場合は持参する必要があります。
歌や楽器のイメージが強い保育士らしい内容ですね。
音楽表現のポイント
楽器のスキルよりも、大事なのは元気良く歌うことです。楽器よりも声が小さいということがないようにしてください。
また、やり直しが聞かないので本番失敗しないように入念に練習しておきましょう。
実技試験②【造形表現】
造形表現の試験は出題された場面の絵を描くことです。試験当日に問題文が提示され、その出題に沿った絵を描くことになります。試験時間は45分間です。出題内容は保育の一場面になるので、保育業務の経験があるとイメージしやすいです。
造形表現のポイント
絵を描く時に絵の具やクレヨンは使用できません。鉛筆・シャープペンシル・色鉛筆・消しゴムのみを用いて制作することになります。これ以外の道具で練習しても無駄ですので気をつけてください。
また、道具は自分で用意することになります。受験者間での貸し借りは認められないので、当日持参することを忘れないでください。
実技試験③【言語表現】
言語表現の試験は子供に向けて3分間課題とされたお話をすることです。当日は子供がいるわけではないので、目の前に子供がいるていでお話することになります。
この試験の難しいところは一切道具を使用できないという点です。絵本はもちろんメモや台本も不可なので完全に内容を頭に入れておかなければなりません。
言語表現の試験
この試験はただ暗記して話せれば良いわけではありません。子供に聞かせることを前提にしているので感情をこめて話すようにしましょう。「読む」ではなく「話す」です。すらすらと話せるようになるくらいには内容を覚える必要がありますね。また、早く話が終わってしまったからといってその場で終了することができません。3分間を使い切らなければならないので、早口にならないように注意しましょう。
保育士試験実技で「音楽」「造形」「言語」のどれを選ぶ?
先程も言いましたが、「音楽」「造形」「言語」の中から2科目を選ばなければなりません。どのように選択すればよいのでしょうか。
おすすめは音楽表現
楽器の経験がある人はもちろんですが、練習すればできるようになる音楽表現はおすすめです。多少苦手意識があっても、保育士の業務に必要不可欠なので試験を機に克服してしまいましょう。
造形はあまりおすすめしない
造形表現は3科目の中で唯一当日に課題が発表されます。よって事前に練習することができません。絵に自信があるという人以外は避けるのが無難です。
保育士試験実技の日程は?
実技試験の日程を平成29年度を例にして表にまとめました。
筆記試験 | 実技試験 | |
第1回 | 4/22(土)・4/23(日) | 7/2(日) |
第2回 | 10/21(土)・10/22(日) | 12/10(日) |
短くても筆記試験と実技試験の間隔は約2ヶ月以上開くようです。
実技試験の対策は早いにこしたことはありませんが、筆記試験後でも2ヶ月あるので焦る必要はありません。筆記試験直前は筆記の勉強に集中しましょう。
保育士試験の実技対策法とは?
ここからは実技試験が不安な人のために対策法についてお話しします。
音楽表現の実技対策
音楽表現の実技対策では、まず課題曲のCDを聞き込みましょう。曲が身体に染み付いたらあとは練習あるのみです。
ただし、楽器の練習だけでなく歌の練習も怠らないようにしましょう。少し間違ったからといって不合格になることはありません。大きな声で楽しそうに弾き語りができれば間違いなく合格できます。常に大きな声で歌うことを意識しましょう。
造形表現の実技対策
当日まで課題がわからないので練習することが難しいです。まずは鉛筆のデッサンに慣れるところから始めてみると良いでしょう。
過去問を見ると問題の傾向がつかめるかも知れませんので過去問のチェックもしてみてください。
言語表現の実技対策
実技表現は以下の4つの話からから1つ選ぶことになります。
- うさぎとかめ
- おむすびころりん
- 3びきのこぶた
- にんじん、ごぼう、だいこん
1つ選択したら最初に構成を考えましょう。その構成をもとに時間配分をきめて練習あるのみです。実際に動画を撮影して自分で見てみると受け手にどのような印象を与えるかが分かります。
実技試験は準備すれば怖くない!
実技試験は決して難しい試験ではありません。油断せずに入念に準備すれば誰でも合格できます。
練習で自信をつけて頑張りましょう!