保育士の家賃補助事情を徹底解説!どの地域がおすすめ?どうしたらもらえる?
2018.03.12
近年、保育士の低給与が問題となっています。この低給与に特に頭を悩ませているのが都会で一人暮らしをする保育士です。都会は家賃相場が高く、保育士の低給与ではなかなか賄うことができませんよね。
そんな保育士のために、いくつかの自治体・保育園では家賃補助の制度を実施しています。一人暮らしの保育士にとって家賃補助があるのとないのでは生活が大きく違います。
ここでは保育士の家賃補助制度について詳しくご紹介していきます。
保育士の家賃補助とは
まずは保育士の家賃補助について基本的な情報をご説明します。
家賃補助には2種類ある
保育士の家賃補助制度は大きく2種類に分けられます。
1つ目は「社宅」「社員寮」のように自治体が宿舎を借り上げて、無料、または低家賃で提供するタイプです。自治体が提供する家賃補助のほとんどはこのタイプになります。以下のようなメリット・デメリットがあります。
- ◯:家賃補助の金額が高い
- ◯:職場が近いことが多い
- ◯:家賃の割に設備が充実している
- ◯:入居・退去の手続きが簡単
- ×:上司・同僚と顔を合わせる可能性が高い
2つ目は部屋探しは自分で行い、部屋を借りる際の家賃を◯万円まで支給するというタイプです。こちらは保育園が独自に設けている家賃補助制度である場合が多いです。以下のようなメリット・デメリットがあります。
- ◯:好きなように部屋を選べる
- ◯:上司・同僚と会う可能性が低い
- ×:自分で部屋探しをしなければならない
- ×:社宅・社員寮と比べると補助が低額
家賃補助支給には条件がある
自治体・保育園によって異なりますが、家賃補助は誰でも受け取れるわけではありません。支給には定められた条件を満たす必要があります。例をいくつかご紹介します。
【世田谷区】家賃補助支給の条件
対象:勤務経験5年以下
条件:保育事業者が借り上げた宿舎への入居
補助額:月額最大82,000円
【○△□保育園】家賃補助支給の条件
対象:正社員勤務の保育士
条件:世帯主であること
補助額:月額最大30,000円
支給条件を満たしているか事前に確認しておきましょう。
東京都が保育士の家賃補助に力を入れている
東京は特に保育士の不足が進んでおり、都内全体で保育士の待遇改善に力を入れて取り組んでいます。その取り組みの1つが家賃補助です。
都内は家賃相場が高く、上京して働きたい保育士が部屋を借りられないという状況に陥りがちです。その問題を解決するために東京都が保育士の家賃補助制度を整備しています。
東京で家賃補助がある地域
東京都内で家賃補助がある地域は以下の通りです。
- 世田谷区
- 杉並区
- 大田区
- 江戸川区
- 豊島区
これらの地域で保育士として勤務すれば、最大82,000円の家賃補助が支給されます。東京でも家賃が高額な地域なので、家賃補助は非常に助かりますよね。
その他の地域の保育士家賃補助
東京以外でも家賃補助がある地域はあります。例としていくつかご紹介していきます。
神奈川県の保育士家賃補助
神奈川県で保育士に家賃補助が支給される地域は横浜市です。保育士として勤務すると月額最大60,000円の家賃補助が受け取れます。
また、横浜市は職員配置基準を変更したことで保育士が働きやすい職場環境があります。
千葉県の保育士家賃補助
千葉県で保育士の家賃補助に力を入れている地域は船橋市・野田市・流山市です。それぞれ月額最大82,000円の家賃補助を受け取ることができます。
東京よりも家賃相場が安いにもかかわらず同じだけの家賃補助が受け取れるのは非常に魅力的ですね。
埼玉県の保育士家賃補助
埼玉県で保育士家賃補助に力を入れている地域はさいたま市・戸田市です。さいたま市では月額最大80,000円、戸田市は月額最大82,000円の家賃補助があります。
また、さいたま市は私立保育園に年間約20万円の補助があるなど保育士にうれしい制度がたくさんあります。とてもおすすめの地域です。
「家賃補助あり」保育士求人で気をつけるポイント
「家賃補助」と言っているけれども、全く補助にならない保育園もまれにあります。家賃補助がある保育士求人を探す時に気をつけるポイントについてお話しします。
補助額がとても少ない
「家賃補助あり」と書いてあるからといって安心せず、いくら貰えるのか必ず確認しましょう。もしも月額2,000円ぽっちだったらあまり足しになりませんよね。
こういった保育園は「家賃補助あり」と求人に掲載して、多くの人に見てもらおうとしているだけです。もらえるだけありがたいと考えることもできますが、あまりに少額の家賃補助であれば高給与求人を探すほうがトータルで得になります。
減額・もらえない場合もある
経営がうまくいっていない保育園の場合、突然家賃補助が減額、または無くなる場合があります。また、家賃補助はあるけれど基本給の中に含まれている、など裏をかいた悪質な手を使ってくる保育園もあります。
よって家賃補助ありを鵜呑みにせず、運営元の団体を調べて経営状況などを確認しておきましょう。
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