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独学でも保育士になれる!?勉強のコツ

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保育士を目指して独学で勉強する女性

保育士になるのって大変なイメージありませんか?

教室に通わなければいけないのでは、お金もかかりそう...という印象の人も多いと思います。

しかし保育士は思ったより簡単になることができます。

小さい時は保育士になるのが夢だったけど違う職に就いたはいいが、やっぱりその夢を捨てきれない...という人も勉強すれば今からでも遅くありません。

そんな人のためにこの記事では教室などに通わなくても独学で保育士になれる方法を解説します。

そもそもどうやったら保育士になれるの?

そもそもどうやったら保育士になれるのでしょうか。

大学で保育科に行って勉強してなるというイメージを抱いている人も多いかも知れませんが、意外と簡単になることができます。

方法としては2つで、専門学校や短大、大学の保育士養成過程を卒業するか、保育士試験に合格することです。

そのため普通に就職している社会人でも、保育士試験にさえ合格すれば誰でも保育士になれるのです。

その試験も大学、短大、専門学校の卒業者ならほぼ受験資格があるので大抵の人は受けることができます。

しかし、その試験は素人でも勉強すれば受かるようなものなのでしょうか...?

保育士試験の内容は?

保育士試験に合格すれば誰でも保育士になれることがわかったところで、では次はどんなテストなのかが気になりますよね。

保育士試験は筆記試験と実技試験の2つがあり、筆記試験に受かって初めて実技試験を受けることができます。

保育士筆記試験

まず筆記試験ですが、これは全9科目で、すべての科目で6割以上を取れば合格です。

科目の詳細は、「保育の心理学」、「保育原理」、「児童家庭福祉」、「社会福祉」、「教育原理」、「社会的擁護」、「子どもの保健」、「子どもの食と栄養」、「保育実習理論」となっています。

なお合格した科目は3年間有効なので、一発合格できなくても期限内なら次回は6割に届かなかった科目のみ合格すれば大丈夫です。

保育士実技試験

次に実技試験です。実技試験は「音楽」、「絵画」、「言語」の3つの教科があり、その中から2つを選んで受験する形式です。

具体的には、「音楽」では子どもたちと一緒に歌うことを想定してピアノなどで弾き語りを行います。

「絵画」ではある保育の場面を想定した絵を色鉛筆で制限時間内に描きます。

そして「言語」では子どもたちへの読み聞かせという形で事前に話を暗記し3分間で話します。

一見難しそうに聞こえる実技試験ですが、実際合格率は約8割なのできちんと対策すればそこまで心配する必要はありません。

では、この筆記、実技両方の試験に合格するためにはどうすればいいのでしょうか?独学でも本当に合格できるのでしょうか?次からはそのコツを解説します。

2018.02.20
保育士になるのって大変なイメージありませんか?教室に通わなければいけないのでは、お金もかかりそう...という印象の人も多いと思います。しかし保育士は思ったより簡単になることができます。小さい時は保育士になるのが夢だったけど違う職に就いたはいい...

独学で保育士試験に合格するためには?

これはこの試験に限らず独学で合格を目指す場合必ず必要なことですが、始める前にどんな試験なのかしっかり情報収集をし、計画を立てましょう。

独学がスクールに通うのと大きく違うのは「やり方、ペースを誰も教えてくれない」ことです。

保育士試験を受けると思い立ってとりあえず参考書を買ってがむしゃらにやり始めるというのは効率が悪いし、ゴールがわからないのでモチベーションも続きません。

特に筆記試験は科目数が多いので、どの科目をどれくらいやるのか、偏りがないようにバランスよく時間配分をしましょう。

まずはいくつかの科目に集中してそこだけ合格し、そのあとで他の科目を勉強すればいいという考えもありますが、その勉強法では時間がかかってしまいその間お金もかかるのでオススメはできません。

試験過去問でコツを掴む

計画を立てたらいよいよ勉強に入っていきます。この勉強の中で重要なのが過去問をうまく利用することです。

よくテキストを一字一句違わないほど完璧に覚えるまでやろうとする人がいますが、それは非常に効率が悪いです。保育士試験はマークシート方式なので、全てを完璧に覚えなくても点を取ることはできます。

そこで、ある程度テキストを理解したら過去問を解き始めましょう。過去問は市販のものを買う場合解説が丁寧なものを選ぶといいでしょう。

そして過去問を解いたら復習に時間を割くことが重要です。過去問を解いてわからないところをテキストで復習して理解し、また過去問を解く、というサイクルで勉強していけば効率的に試験対策をすることができ、時間配分なども慣れるようになってきます。

独学なら法改正に注意!

過去問を解く時に特に注意してほしいのが法改正です。

保育士試験は法改正で内容が変わることもよくあります。

そのため古い過去問やテキストを利用する際にはその答えが法改正に追いついていない場合もあるのです。

独学では教えてくれる人がいないためテキストや過去問の答えが全て正しいと思ってしまいがちですが、常に法改正等の最新の情報に置いていかれないように気を付けましょう。

そういった情報は厚生労働省のホームページなどに載っていることも多いので定期的にチェックするといいでしょう。

保育士実技試験は独学でも大丈夫?

筆記試験に比べて独学の際により対策に困るのが実技試験だと思います。

実技試験は内容も特殊なので、動画などでコツを解説している動画を見て対策するか、実技試験のぶんだけ対策講座を取るのもよいでしょう。

ピアノか絵が得意な人なら独学でも十分だと思いますが、それでも対策は怠らないようにしましょう。

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